かつては、ビジネスシーンで初対面の人と交換するものといえば、名刺のみ。けれど今や、TwitterやFacebook、LINEなど数多くのSNSが普及しており、それらのアカウントを教え合うことも一般的になっている。とはいえ、プライベートをさらす気がして躊躇してしまう…なんて人もいるだろう。そこで今回、複数のSNSを利用した経験がある人に対し、「初対面で交換するのに躊躇するものは何か?」を聞いてみた(対象:全国の20代、30代の男女227人、協力:ファスト・アスク)。
上位4つは、「ほぼ2人に1人」が躊躇するという結果に。LINEやFacebookはプライベート性が高いため、躊躇する人も多いようだ。ちなみにそれには、過去に嫌だった経験をしたことが原因…という人も少なくないみたい。併せて行った以下のアンケート結果も見てほしい。
上記のように、半数以上を「交換して後悔したことはない」が占めたものの、2位と3位の項目が2割強、4位と5位で1割程度が、「教えたことで後悔した」経験を持っている。
メールアドレスを教えて後悔した人の代表的な理由は、スパムメールやチェーンメールなどの「迷惑メールが増えた」というもの。また、「休日に仕事の連絡が来た」(35歳、男性)という声も。そしてSNSに関しては、「イベントなどの誘いがしつこく来た。LINEだと既読になってしまうため、無視することが難しかった」(36歳、女性)、「Twitterアカウントを教えたら宗教への勧誘が頻繁にきた」(24歳、女性)、「リア充すぎる投稿が多く、『いいね!』を押さざるを得ない状態が不快」(38歳、男性)など、自分にとって関心のない、もしくは聞きたくない情報が入ってくることに煩わしく感じた、という理由が多い。また、「転職しても連絡が取れてしまうこと」(27歳、男性)という理由もあり、一度つながりを持ってしまうと関係をリセットするのが煩雑、というSNSならではの理由もある。
SNSは新たな交流やビジネスの幅を広げることのできるツールである一方、面倒な付き合いを招いてしまうことが明らかになった。ビジネスシーンの初対面では、その後の関係に大きく関わることもあるだけに、何を交換するのか、シビアな見極めが必要なのかも。
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