2015年に登場!? 組み立て式スマホとはR25スマホ情報局

» 2014年05月20日 15時17分 公開
[R25スマホ情報局]
R25スマホ情報局

 好きなアプリを入れて自分好みにカスタマイズできる――というのはスマホの大きな魅力。そんなカスタマイズがスマホ自体でできるようになるという話をご存じだろうか。それはユーザーが部品を組み合わせ、自分好みにカスタマイズ可能なスマホを実現する「Project Ara」。このプロジェクトを手がけるGoogleが、4月15日、2015年からAraの販売を開始すると発表し話題を集めている。そもそもAraとは一体どんなスマホなのか、ITライターの三橋ゆか里氏に教えてもらった。

 「Araはメーカーや個人開発者などがGoogleの規格に沿って制作したパーツを、Googleが提供する『Endo』と呼ばれるフレームにはめ込み、カスタムできるようにしたスマホのこと。カメラやバッテリー、センサー、アンテナなどの各機能が、タイル型のプレートとして独立しており、それらを組み合わせて、独自のスマホを作ることができます。特殊な電磁石で接続するため、パーツは簡単に脱着可能。パーツを購入するECサイトは、アプリを購入するGoogle Playのような形で用意される予定です」(三橋さん)

photo Araを構成しているモジュール

 写真の質にこだわりたいなら高性能なカメラを選んだり、外出が多めなら長持ちするバッテリーを選んだり…と自分のライフスタイルに応じたパーツを選べるのが、最大のメリット。もしカメラが不要な場合は、代わりに予備のバッテリーをつけかえるだけ。つまり、自分の好みに合わせた世界でひとつだけのスマホをひとりひとりが持てるということだ。

 「スマホにかけるコストが低くなるのもメリットのひとつです。現状だと、スマホを買い替える場合、そのつど新しいデバイスを購入する必要があり、大きな出費になります。けれどAraは、パーツを買い替えられるため、現状よりもコストを抑えながらスマホを最新の状態に保つことができるんです」(同)

photo

 一方で、“選択肢の多さ”から生じるデメリットもある。

 「パーツ×メーカー×種類で掛け算すると、大量の選択肢が生まれます。また、作り手によっても品質にバラつきが出てくるはず。消費者がどこまで各パーツの品質を判断できるのか、販売側が品質への不安に対処できるのかは課題といえるでしょう」

 そして、消費者が最も気になる具体的な価格だが、機能を最小限に抑えたスターターモデル「Gray Phone」は50ドルから提供される予定だという。

 「パーツの作り手によるので価格はピンキリですが、高いものだと機種全体で500ドルほど。品質にこだわったり、より高機能を求めたりすると当然高価になりますが、最低限の機能で十分という場合は、より安価に購入できます」(同)

 Googleは発展途上国の人々を中心に、高額なスマホを買えない人々にAraを届けたいとしている。「Araのプラットフォーム提供も、そのような国々から優先的に開始される予定」と三橋さん。

 スマホに革新をもたらすであろうAra。今後の続報に期待したい。

© RECRUIT HOLDINGS CO.,LTD. all rights reserved.
© Media Shakers Inc. all rights reserved.

アクセストップ10

2026年04月16日 更新
  1. 「Nothing Phone (4a)/(4a) Pro」日本上陸 LEDで個性が光る5万円台からのスマホ、FeliCaにも対応 (2026年04月15日)
  2. なぜ店員によって勧めるルーターが変わる? 自宅回線から逆算する、新生活に役立つWi-Fiルーター選びの超基本 (2026年04月16日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. 値上げのソフトバンクが仕掛ける「PayPayカード ゴールド」シフト、新プラン移行の障壁になる懸念も (2026年04月14日)
  5. 3COINSの4180円「デバイスバンドPlusAL」を試す スマートウォッチの“最初の一歩”に最適な理由 (2026年04月16日)
  6. 「OPPO Find N6」は31万円超だが「中国以外では最安」 “におわせ投稿”もおサイフケータイはなぜ非対応? (2026年04月15日)
  7. 世界最薄折りたたみを更新! 限界を目指すHONORの挑戦をSamsungと比較 (2026年04月15日)
  8. KDDIがSIMフリーブランド「au Flex Style」開始、第1弾は「Nothing Phone (4a)」と「OPPO Find N6」 (2026年04月15日)
  9. Google Geminiが「あなた個人に適した回答」を “パーソナル インテリジェンス”日本で提供 (2026年04月15日)
  10. OPPO Find N6が「折り目ほぼゼロ」を実現できた理由 “品質に厳しい”日本に投じる自信 (2026年04月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年