「Z1」から何が進化した? ソニー自慢の「Xperia Z2」カメラの実力を試す荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2014年06月09日 12時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

Xperiaならではの特殊撮影機能で遊ぶ

 最後にZ2ならではの特殊撮影機能をざっくりと。

photophoto Z2ならではの特殊撮影機能

 上記の各モードを前から順番にサクッと見ていこう。「タイムシフトビデオ」は新機能。タイムシフト連写の動画版っぽい名前だけど、実際には「スローモーション動画」機能(ハイスピード動画ともいう)。1280×720ピクセルのサイズになるが、普通の動画だと秒30コマなところを秒120コマのハイスピードで撮影する。それを通常の速度(つまり秒30コマ)で再生すると、4分の1の速さになる。つまりスローモーション再生となるのだ。

 でも、スローモーションで5秒の動画を録ると、再生時は20秒もかかるわけで、見てると退屈。そこでタイムシフトビデオでは「撮った動画の好きなところだけをスローモーションにした」動画を作れるのだ。これは面白い。操作も面白いし仕上がりも面白い。操作は「タイムシフト連写」と同じインタフェース。

photo このインタフェースは分かりやすい。どこをスローにするか決め、決定をタップすれば保存される

 撮った動画を再生しながら、「指定した箇所だけをスローにできる」のだ。青く色がついたところが該当箇所。スローにするところの長さも設定できる。その結果がこちら。

えっと分かりにくくてすいません。笛が伸びるところだけスローになっております
こちらは自動シャボン玉マシン。途中でスローになってシャボン玉がもわっと出てくる様子がよく分かる

 残念なのは、このときタッチAFが使えないこと。シャボン玉映像はシャボン玉にピントを合わせたかったのだけど(右端のシャボン玉発射装置にタッチAFできればよかったのに)、後ろに合ってしまった。

 「背景ぼかし」はピントをずらした写真を2枚撮って、実際より背景が大きくボケた写真を生成する機能。この機能自体はそう珍しくないのだが、新しいのは撮ったあとに「ボケ具合やボケ方」を指定できる点だ。

photophoto 撮影後の画面。背景が普通にボケてる。右の弧型スライダーでボケ具合を、下の3つのボタンでボケのパターンを決める(写真=左)。撮影後の画面。背景が普通にボケてる。右の弧型スライダーでボケ具合を、下の3つのボタンでボケのパターンを決める(写真=右)
photo これがその結果。あじさいを流し撮りしたみたいになって面白い

 しかも合成の不自然さも以前よりない。これは面白い。ただまあ、前景と背景をうまくカメラ側が判断してくれるとは限らないので失敗することもあります。

 「ARエフェクト」はZ1で採用された、CGと現実を合成した写真を撮れるお遊び機能。動画撮影に対応したほか、効果音を加えることができるようになった。こちらも1920×1080ピクセルとなる。

photophoto 恐竜の世界を選んでみた。これが撮影中の画面(写真=左)。このように金太郎とティラノザウルスが戦う写真も撮れるわけです。火山とのスケール感がアレなのは置いといてください(写真=右)
photo こちらは童話の世界に金太郎をマッチさせてみた。似合ってる?

 「クリエイティブエフェクト」はデジタルエフェクトフィルタ機能。動画にもかけられるほか、画面デザインもちょっと変わった。

photophoto 従来は画面にマトリクス状に効果が並んだが、今回はプレビュー画面を大きく撮り、スクロールして選ぶようになった(写真=左)。万華鏡な招き猫(写真=右)

 「Vine」はショートムービーの共有サービス。「info-eye」は撮影した写真を解析して、それについての情報を得るサービス(Z1と同じだ)。「タイムシフト連写」はZ1と同様、シャッターボタンを押した前後を超高速連写して、あとから最適な1枚を選べるという機能。

photo 1秒で60枚連写した中からいい瞬間を選べるZ1と同様に画像サイズは1920×1080ピクセルになる。

 「Social Live」はFacebook状で動画の配信ができる機能。「スイングパノラマ」はソニー伝統のパノラマ撮影機能。ただ途中で撮影をやめると残りがグレーのままっていう仕様はいい加減やめてほしい。パノラマ写真って、どこからどこまでをパノラマにするかを撮影者が選べないと駄目じゃないか?

photo パノラマ機能は優秀だが、途中で撮影をやめるとこんな風に余ったエリアがグレーになっちゃう

 「Evernote」は、撮った写真を直接Evernoteに保存できる機能。Evernoteはクラウドサービスの一種で、クラウド上のノートにテキストや絵、写真などをどんどん貼り付けることで、さまざまな情報をまとめたり詰めこんだりして管理できるサービス。わたしも愛用しております。

 と、Z1から新しくなったところを中心にZ2のカメラ機能を片っ端からチェックしてみたわけだが、進化してよくなったところと、ややこしいままのところと、そろそろ改善して欲しいところ(タッチAFやスイングパノラマの仕様など)が混在してるという印象。

 でもプレミアムおまかせオートで、4:3か16:9かだけを自分で決めてあとはカメラさんよろしく、とばかりに気楽に撮るのならすごくいい。タッチAFの仕様がちょっと不満だけど、写りはなかなか。Z1で見られた、ちょっと暗いとピントが合いづらいというのも改善された気がする。

 動画機能もいい。4Kビデオは予想以上に素晴らしいクオリティだったし、タイムシフトビデオもやってること自体はそう目新しくないけど、使い勝手も含めてこれは遊べる。という感じ。個人的にはもうちょっと機能をシンプルにしてもいいんじゃないかという気がするけど、Zシリーズも着実に進化しております。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月25日 更新
  1. ダイソーで550円の「マグネット式ノートパソコン用スマートフォンホルダー」は磁力も強くて優秀だった (2026年05月23日)
  2. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  3. 「手書き」より「キーボード」を望む子供たち スマホ・PCが変えた文字入力の歴史と、今こそ見直したい手書きの価値 (2026年05月24日)
  4. あの“ロボットマラソン”でHONORが優勝していた スマホ技術を応用した「Robot Phone」から家庭用ロボット実現へ、AI戦略の全貌 (2026年05月24日)
  5. なぜ? 「Rakuten WiFi Pocket 5G」販売再開も、Rakuten Linkは利用できず 理由を楽天モバイルに聞いた (2026年05月23日)
  6. あなどれないワークマンの“小物” 手頃で機能性に優れているのが決め手か (2026年05月23日)
  7. ドコモが「5G SA」を5月27日から“いったん”無料化 今後の有料化にも含みを残す (2026年05月21日)
  8. ソニー、AIカメラアシスタントが売りのXperia 1 VIIIを発表――公式Xアカウントはなぜ大炎上したのか (2026年05月24日)
  9. MOFTのApple Watch向けシリコンバンドが15%オフ 無段階調節できる両面マグネット式 (2026年05月23日)
  10. 【ワークマン】2500円の「ベーシックアンカーリュック」 多様なシーンで使える容量24Lの収納力 (2026年05月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年