8店舗目は“日本初”が目白押し――アップルストア表参道に行ってきた

» 2014年06月12日 20時55分 公開
[神尾寿,ITmedia]

 Appleにとって、アップルストアはとても大切な場所だ。そこは単なるセールスやサポートをするための直営店ではなく、Appleの世界観を人々に伝えるところ。ブランド体験の発信基地なのだ。だからこそ、Appleは世界各地のアップルストアを作るにあたり、入念な準備をし、最高のデザインと最良のスタッフを投入している。

 そして2014年6月13日、日本で8番目となるアップルストアの新店舗「アップルストア表参道」がオープンする。今回はその内覧会を模様をリポートしたい。

photophoto アップルストア表参道

日本初の「ガラス張りのアップルストア」

photo Apple シニアマーケットディレクター ダニー・トゥーザ氏

 あまり知られていないが、日本はかなり早期にアップルストアが整備された国である。日本初の「アップルストア銀座」がオープンしたのは11年前。同店はAppleにとって、アメリカ以外にオープンした初めての直営店であり、「(Appleにとって)日本、そして東京は特別な場所」(Apple シニアマーケットディレクター ダニー・トゥーザ氏)だったのだ。

 そして今回のアップルストア表参道は、最近のアップルストアのトレンドを取り込み、日本初となる部分が数多くある。

 まず、誰もが目を奪われるのが、表参道の街路と一体化したようなその外観だろう。アップルストア表参道は、高さ9.5メートルのガラスパネルを組み合わせて、約500平方メートルにも及ぶ“ガラス張りの空間”になっている。似たような外観デザインは、ニューヨークのApple Store, Fifth Avenueを筆頭に最近のトレンドになっていたが、日本では今回が初めてだ。

 この開放的な1階部分には、Appleの全製品が置かれている。むろん、ほかのアップルストアと同様に、すべてが実機であり、インターネット接続がされているのはもちろん、人気のアプリやサンプルのコンテンツが入っていて「Apple製品のある生活」がその場で体験できるようになっている。無粋なモックアップなどは一切ないというのも、Appleのこだわりだ。

photo ガラス張りにより、アップルストア表参道の1階は素晴らしい開放感。ここにはAppleの各種製品が勢ぞろいしている

らせん階段の美しさに感動する

 さらに店内に足を踏み入れれば、中央にあるらせん階段の美しさに感動することになるだろう。ガラスとスチールの複合材によるそれはシンプルでありながらとても優雅であり、これをゆったりと降りていくと、まるで映画の登場人物にでもなったかのような気分になる。

 このらせん階段を降りた地下階には、iPhone/iPadを中心にケースや各種アクセサリー類が取りそろえられている。表参道という場所柄もあってか、ケースやアクセサリー類の数は多く、デザイン性が高くておしゃれなものばかり。これならば、妻や彼女と表参道から青山界隈をぶらりとデートするときに立ち寄っても、まったく違和感がないだろう。

photophoto アップルストア表参道のもう1つの特徴である“ガラスとスチールでできた、らせん階段”

 そして地下階にあるもうひとつの特徴が、ジーニアスバーやパーソナルセットアップといったサポートコーナーだ。ここ最近、Appleユーザーの裾野が広がっていることを受けて、これらサポートコーナーは日本最大のスペースを用意したという。また、アップルストア表参道のストアチームは125人体制で、11カ国語をサポート。ベテランも多く、多様なユーザーの接客からサポートまでしっかりと行えるという。

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photophoto アップルストア表参道の地下階には、ケースやアクセサリー類が豊富に取りそろえられている。表参道という場所柄もあって、ケース類はどれもとてもおしゃれなものばかりだ

 アップルストア表参道のオープンは明日(6月13日)。先着5000人に限定Tシャツが配られるほか、今回は表参道店限定のオリジナルアクセサリーも用意されている。世界で最も新しく、そして素晴らしい“Apple体験”ができるアップルストア表参道。一度訪れてみて損はない場所だ。

photophoto Apple Store表参道店限定のiPhoneケースとモバイルバッテリー
photophoto Beats by Dr.Dre Pillの表参道店限定バージョン。背面に表参道の灯籠がプリントされている
photophoto 表参道店限定品の3点セット。取材後、筆者はすべて衝動買いしてしまった……

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