MMD、MNP利用者を対象とした調査結果を発表――約6割がつながりやすさを実感

» 2014年07月15日 19時33分 公開
[エースラッシュ,ITmedia]

 MMD研究所は2014年7月14日、「MNPユーザーのスマートフォンネットワーク調査」の結果を発表した。対象は2013年10月〜2014年6月までにMNPを利用したユーザーで、高速通信(Xi/4G/LTE)対応スマートフォンを利用しているdocomo、au、SoftBankのユーザー1800人(docomo、au、SoftBank各600人)。調査期間は7月7日〜7月8日。

 結果を見ると、まずMNPを利用した時期は「2014年3月」と答えたユーザーが28.9パーセントで最も多かった。消費増税前の駆け込み需要と考えられるだろう。次に多い回答は2013年10月(12.1パーセント)だった。

 続いて、MNPを利用した理由を聞いてみたところ、「キャッシュバックやプレゼントがもらえるから」が48.3%で最多で、続いて「毎月の料金が安くなるから」(47.6パーセント)、「安く携帯端末を購入できるから」(28.9%)という結果になった。

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 MNP利用後の「つながりやすさ」の変化について5段階評価で聞いたところ、「とてもつながりやすい」と答えたユーザーと、「ややつながりやすい」と答えたユーザーの数を合算すると59.4パーセントとなり、およそ6割のユーザーがつながりやすいと感じていることが分かった。

 「とてもつながりやすい」「ややつながりやすい」と答えたユーザーの比率をキャリア別に見ると、SoftBankユーザーが62.4パーセントでトップとなった。次いでdocomo利用者が60.9パーセント、au利用者は55.3パーセントとなった。

 つながりやすさと同様に通信品質の評価尺度となりやすい「通信速度」について5段階評価で聞いた結果、「とても速い」という回答と「やや速い」という回答が多く、合計で63.2パーセントとなった。6割以上が「通信速度が速い」と実感しているということになる。キャリア別に見ると、つながりやすさとおなじようにSoftBankユーザーが67.3パーセントと最も多く、docomoユーザーが63.7パーセント、auユーザーが58.6%という結果になった。

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 MNP利用後に「パケ詰まり」で不満を感じたユーザーの数を調べたところ、不満と答えたユーザーは全体の17.6%にとどまった。一方で、パケ詰まりで不満を感じていると答えたユーザー(N=316)を対象に、発生頻度を聞いたところ、36.7パーセントのユーザーが「ほぼ毎日」と答えている。パケ詰まりについては少数のユーザーが高い頻度で遭遇しているという傾向が現れた。

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