破損、水ぬれでも買い取りOK! ゲオに聞く「中古スマホ」の高価買い取り術家の中に宝の山が?(1/2 ページ)

» 2014年11月21日 14時36分 公開
[村上万純,ITmedia]
photo ゲオアキバ店

 新しいスマートフォンを買う時、読者の皆さんは前に使っていた携帯電話をどうしているだろうか。今ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルなど各キャリアがiPhoneの下取りキャンペーンなどをしているが、古い端末を家のタンスの奥底にしまって眠らせている人も多いはず。インターネットのオークションや中古スマホ専門店 などに使わなくなった携帯電話を売ることもできるが、なじみのない人にはハードルが高い印象だ。

 だが、最近は「格安SIM」や「格安スマホ」に代表されるMVNO市場が活況を呈しており、安く端末を調達できる携帯電話の中古市場も盛り上がりを見せている。

 これまで一部のコアユーザーのみが携帯電話を売っている傾向があったが、最近では古本やゲームを売るような感覚で店舗買い取りができるようになっている。DVDレンタルサービスや中古ゲームの販売でおなじみの「ゲオ」もその1つ。全国に1000店舗以上ある直営店「ゲオショップ」の一部店舗で、中古携帯電話の売買や格安SIMの販売をしている。


photo ゲオの中古端末

 「中古スマホはどこで買えるの?」「端末を売りたい時は、どうすればいい?」「どこまでの状態の端末なら買い取ってもらえるの?」「高値で買い取ってもらうためのコツは?」「データの漏えいなどは大丈夫?」などなど、売買の経験がない人にとっては疑問だらけのこの市場。こうしたユーザーの疑問を解消するべく、ゲオ 店舗企画部 通信企画課 海藤美沙氏が取材に応じてくれた。買い取り時の注意点や高値で買い取ってもらうためのコツなど、初心者にも分かりやすく説明してもらった。

 まずは、買い取りの流れを簡単に紹介したい。あなたの家の中にも“宝の山”が眠っているかもしれない。

持ち物は「端末と本人確認書類」のみ 事前準備で買い取りを時短

photo ゲオの海藤美沙氏

 店舗に持っていくものは、売りたい端末と身分を証明するための本人確認書類の2点のみ。基本的に買い取りができるのは本人のみだが、未成年の場合に限って家族が代行できるようになっている。

 査定自体は約15分ほどで終了するが、これはあくまで事前準備を済ませた場合の目安と。海藤氏は、「スムーズに買い取りができるよう、ユーザーに事前準備をしてほしい」と案内する。その内容は以下の3つ。

  • データの消去(バックアップを取る)
  • ロックの解除
  • 端末の充電

 データの消去は、iPhoneとAndroidで細かい操作は異なるが、「設定」アプリ内にある「リセット」ボタンから行える。この際、あらかじめmicroSDなどにバックアップを取っておこう。また、画面を起動した際にロックがかかっていると査定ができないので、ロックも事前に解除しておこう。充電が切れた状態だと動作確認が難しいため、しっかりと充電しておきたい。

 査定が終わり、金額に納得できれば現金を受け取って買い取りは完了だ。ゲオは自前のクリーニングセンターを持っており、買い取った端末のデータはクリーニングセンターの設備で復元できない状態にするので、個人情報などの漏えいは心配ないという。

“きれいな最新iPhone”が最高値 ケータイも数千円に

 では、どのような端末が高く売れるのだろうか。これは予想通りの結果といえるが、やはり人気が高く、古いモデルでもバージョンアップで最新機種のように使えるiPhoneシリーズが高値で売れる。海藤氏は「Androidの古い機種だと動きが悪くなったり、アプリが使えなくなったりということがあるので、長く使えるiPhoneは値崩れしにくく、人気です」と説明する。

 その中でも容量が大きい最新機種が最も高値になる。Android端末ならGALAXYやXperiaシリーズなど、一般的に人気のある端末が高値で売れる傾向にある。

photo Android端末で人気のあるGALAXYシリーズ

 また、フィーチャーフォンの場合は端末ごとの機能差があまりないので、「どれも約2000〜3000円で、最高値で7000円ほどで買い取ります(11月20日時点)」(海藤氏)という。「家の中に眠っている端末をごっそり持ってくるお客様は、『こんなに高く売れるのか』と驚かれる方もいる」と海藤氏は話す。かくいう筆者も今のスマートフォンは7台目の携帯電話なので、歴代端末をすべて買い取ってもらえれば単純計算で1万4000円〜2万円強になる。これまで携帯電話の買い取りを利用してこなかった人は、まずは査定だけでもしてみてはいかがだろうか。

 それでは、各端末をなるべく高く売るコツはあるのだろうか。海藤氏によると、重要なのは「液晶フィルムや保護ケースで端末を保護し、水ぬれや湿気に注意すること」だという。ゲオの場合は端末を2段階でランク付けするが、その際に傷の有無、水ぬれ、湿気などをチェックする。意外にも「箱や充電ケーブルといった同梱物の有無は価格には関係ない」(海藤氏)のだという。これは売り手の心理的ハードルを少しでも下げたいというゲオの方針によっている。ただし、企業によって買い取り価格や査定基準は変わってくるので、あくまでゲオのケースだということを留意してほしい。

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