一方で、どのレベルの故障や破損から買い取りができるのか疑問に思う人も多いだろう。海藤氏に聞くと、「どんな状態でも買い取ります。画面がどれだけ割れていても、水ぬれで動かなくても、とりあえず店舗に持ってきてください」という頼もしい返事が返ってきた。
ユーザーの中には「この端末は買い取りができるのだろうか。買い取ってもらえないと、なんとなく恥ずかしい」と思う人も少なくないようで、「とにかくまずは店に来てもらおうという考えの下、どんな端末でも100円から買い取ります」と海藤氏は答える。その上、iPhoneやiPadなら部品ごとの再利用が可能なため、ひどく破損していても1500円ほどで買い取ってもらえるという。なお、壊れた携帯電話を100円で買い取るキャンペーンはいったん12月7日で終了する予定だったが、「期間未定」(海藤氏)で延長する。iPhoneの1500円買い取りは同日で終了し、その後の買い取り価格は未定になる。
本やゲームを売る時にも「こちらは買い取りできません」と言われ、やるせない気持ちのままそれらを持ち帰った経験のある人にはなんともありがたい話だ。
同社の買い取りサービスを利用しているのは「30〜40代男性が中心」(海藤氏)で、一般的にITリテラシーが高いと言われている人たちが多いという。性別や年齢に関係なく幅広い層にリーチしていくため、ゲオでは携帯電話かタブレットを売ると、レンタルDVDとBlue-rayディスクが500円オフになるレンタルクーポン券を配布するキャンペーンを12月7日まで行っている。これにより、「DVDのレンタルに来たお客さまにも、携帯を売ることができるんだと認知してもらえる」と海藤氏は説明する。
こうして買い取られた端末は、ゲオショップで中古端末として販売。通信サービスを低コストで使ってもらうために、ソネットの「Smart G-SIM by So-net」やNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」などの格安SIMも扱っている。またゲオショップではスマホを安く使うための相談サービスもやっているので、気になる人は買い取ってもらったついでに1度相談してみてはどうだろうか。
なお、オンラインでの売買ならゲオのポータルサイト「GEO Online」内にスマートフォンの買取サイト「Smarket」で行える。自宅にいながら24時間いつでも買い取りの申し込みができ、買取にかかる手数料や送料は無料だ。近くにゲオショップがない人におすすめだ。
DVDのレンタルや中古ゲームようなお手軽さで携帯電話を売買できるのがゲオショップの魅力。特に故障した端末をたくさん抱えて処分に困っている人などは、年末に向けて部屋の中をすっきりさせてみてはどうだろうか。
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