1人月額ワンコイン? 家計を守る格安MVNOプランはこれだ!!――データ通信編:家計を助ける節約テク

» 2014年12月02日 11時00分 公開
[村上万純,ITmedia]

 携帯電話の通信費が、毎月の固定費として家計を圧迫しているのはどこも同じだろう。家族全員がスマートフォンを利用しているとなると、その額も相当なもの。1人あたり月6000円と想定しても、3人家族なら月1万8000円の出費になる。フィーチャーフォンからスマホに移行しない理由としても「月額料金が高い」という声はよく挙がっている。

 しかし、月額料金を大幅に抑えられるMVNOサービスの中には、複数枚のSIMを利用できる家族向けプランも用意されている。家族向けプランでは、データ通信容量の上限内であれば、複数のSIMで容量を分け合える。家族以外でも、1人でスマホとタブレットの2台持ちをしている人や、PCのデータ通信専用にモバイルWi-Fiルーターを持っている人などにもおすすめだ。今回は、データ通信用SIMの家族向けプランを紹介したい。利用者は、「家族以外とあまり通話をしない3人家族(夫、妻、小学生の子供1人)」を想定する。家族向けプランでは「月2Gバイトから」のプランを用意しているところが多いので、月2Gバイトを基準に各社の料金を比べてみたい。実際に家族全員で乗り換えるとすると、どのサービスがお得になるのだろうか。

1人あたりの月額料金が“ほぼ”ワンコイン

 3枚までSIMを追加でき、なおかつ月2Gバイトのプランを提供しているのは「OCN モバイル ONE」「hi-ho LTE」「BB.exciteモバイルLTE」の3つ。7Gバイト以上の大容量な通信プランを求める人は、後ほど紹介するIIJとBIGLOBEの2社が選択肢になる。

家族で使えるMVNOサービス料金比較(税別)
プラン名 月額料金 初期費用 最低利用期間
解約金
通信速度
(超過後通信速度)
データ通信量
(上限/期間)
SIMサイズ 高速化、容量追加オプション
(価格/容量)
SMS
hi-ho LTE
typeD アソート
1409円 3000円 13カ月
5000円
150Mbps
(200kbps)
2Gバイト/月 標準
micro
nano
200円/100Mバイト 140円/月
BB.exciteモバイルLTE
LTE2GBコース
1520円 3000円 2カ月
なし
150Mbps
(200kbps)
2Gバイト/月 標準
micro
nano
250円/100Mバイト 140円/月
OCN モバイル ONE
2GB/月コース
2000円(オプション料金でSIM1枚あたり月額450円追加。2枚追加で月額料金1100円+900円=2000円) 3000円 なし
なし
150Mbps
(200kbps)
2Gバイト/月 標準
micro
nano
500円/
500Mバイト
120円/月

 月額料金は安い順にhi-ho LTE(月1409円、以下同)、BB.exciteモバイルLTE(月1520円)、OCN モバイル ONE(月2000円)となっており、SMS料金(1枚あたり料金追加)を追加するとそれぞれ月1829円、1940円、2360円になる。OCN モバイル ONEの場合はSIMカード追加オプションである「容量シェアSIM」を使うと、SIM1枚あたり月額450円が追加されるが(計5枚まで追加可能)、ほかのプランは始めから3枚のSIMが付いてくる。hi-hoのプランを家族3人で使った場合、1人あたりの月額料金は610円。キャリアの定額プランより数千円以上安くなる計算だ。奥さんがあまりデータ通信を使わない、子供も利用するものがLINEやTwitter、Web閲覧などに限られているという場合は十分だろう。

 また、OCN モバイル ONEは5種類、BB.exciteモバイルLTEは4種類の豊富なプランから通信容量を選べるのが魅力だ。実際に使ってみながら、ちょうどいい容量に切り替えていくといいだろう。

たっぷり通信したい人はIIJとBIGLOBE

 月額料金を劇的に安くしたい一方で、子供に「Youtubeやニコニコ動画をたくさん見たい」と言われたり、奥さんに「スマホでドラマを見たい」と言われたりするとまた話は変わってくる。自分自身ももう少し余裕を持って通信したいという人もいるだろう。そんな時は、「IIJmio高速モバイル/D ファミリーシェアプラン」「BIGLOBE LTE・3G スタンダードプラン」がおすすめ。

月7Gバイト以上の家族向けMVNOサービス(税別)
プラン名 月額料金 初期費用 最低利用期間
解約金
通信速度
(超過後通信速度)
データ通信量
(上限/期間)
SIMサイズ 高速化、容量追加オプション
(価格/容量)
SMS
IIJmio高速モバイル/D
ファミリーシェアプラン
2560円 3000円 2カ月
なし
150Mbps
(7Gバイト超過時は200kbps。366Mバイト/3日超過時は速度規制あり)
7Gバイト/月 標準
micro
nano
200円/
100Mバイト
140円/月
So-net モバイル
3G にねんプラン
2638円 3000円 25カ月
9500円
14Mbps 192Mバイト/3日 標準
micro
nano
なし なし
BIGLOBE LTE・3G
スタンダードプラン
3790円 3000円 なし
なし
150Mbps
(10Gバイト超過時は128kbps。1Gバイト/3日超過時は速度規制あり)
10Gバイト/月
1Gバイト/3日
標準
micro
nano
300円/
100Mバイト
120円/月

 IIJmioは月2560円で7Gバイト、BIGLOBE LTE・3Gは月3790円で10Gバイトと大容量のデータ通信が利用可能。SMSオプションを付けるとそれぞれ月2980円と4150円。IIJの場合は1人あたり月993円で、キャリアの定額プラン(7Gバイト)と比べると、かなり安く費用を抑えられる。さて、次に気になるのは音声通話の問題。こちらもなるべく料金を抑えられる方法を見ていこう。

家族との通話は無料VoIPアプリでOK

 データ通信料を大幅に節約できることが分かったので、次は電話料金について検討したい。「以前使っていた電話番号をどうしても引き継ぎたい」「090から始まる電話番号を取得したい」というのでなければ、無料で利用できるVoIPの利用でコストアップを防ごう。ほとんど家族としか通話しないという場合は、無料VoIPアプリで十分だ。

 よく使われているのは、「LINE」「カカオトーク」「Skype」「Viber」などで、インターネットを利用するので、通話料は定額のデータ通信料に含まれて無料となる。ただし、利用するにはSMS認証が必要である場合が多いので、SMSオプションにも加入しておこう。ほかにも、050から始まるIP電話番号を取得できる「050 plus」「SMARTalk」「LaLa Call」などを使うと、一般の固定電話や携帯電話などにも低価格で電話をかけられる。また「LINE電話」はデータ回線用のSIMでもSMSが利用できれば、携帯電話や固定電話に発信が可能だ(着信はできない)。

※初出時の記載に一部間違いがありました。おわびして訂正いたします。

まとめ

  • 家族向けプランを使えば、1人あたりの月額料金はほぼワンコイン
  • 家族間通話なら「無料VoIPアプリ」で十分
  • 月7Gバイト使えるIIJのプランでも、1人あたり月993円
  • LINEを使うなら、SMSオプションの追加が必要

 音声通話付きの家族向けプランについては、大手キャリアのデータシェアプランと比較するために別記事で紹介したい。

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