スマホもウェアラブル端末もWindows祭なAcerブース Androidのミッドレンジモデルにも注目Mobile World Congress 2015

» 2015年03月04日 02時25分 公開
[村上万純,ITmedia]

 台湾Acerは3月1日、Windows Phone端末やAndroidスマートフォン、ウェアラブル端末など計5機種を発表した。スペイン・バルセロナで開幕したモバイル関連見本市「Mobile World Congress 2015」の同社ブースには、これらの新モデルを展示。スマートフォンは小柄でスペックを抑えたミッドレンジモデルが中心だ。

 今回発表されたモデルで唯一Windows Phone 8.1を搭載するのが、800×480ピクセル表示対応の4型ディスプレイを搭載する「Liquid M220」だ。4月に欧州で発売予定で、価格が79ユーロと低価格なのが特徴。500万画素のメインカメラと200万画素のインカメラを搭載し、Windows 10がリリースされれば同OSへのアップデートも可能だとしている。実機を手にすると、まずそのコンパクトさと軽さに驚く。大柄なモデルが増えた日本市場では少なくなったサイズ感のスマホだ。背面はざらざらとした質感で、これもあまり国内向けにはない手触りとなっている。

photophoto Windows Phone搭載スマートフォン「Liquid M220」(写真=左)。背面はざらざらとした手触り(写真=右)
photophoto Microsoft Officeをサポート(写真=左)。子供向けにゲームや動画の利用などを制限するモードを搭載(写真=右)

Androidは国内発売済みモデル含む3機種 活動量計はWindows Phoneにも対応

 Android端末は3機種をラインアップ。LTE対応の「Liquid Jade Z」は5型(1280×720ピクセル)のゴリラガラス採用ディスプレイと64ビットのクアッドコアプロセッサ、F1.8の1300万画素カメラを搭載するハイエンドモデルだ。

photophoto 今回発表されたラインアップの中では大柄なモデルで、四隅が丸みを帯びている(写真=左)。背面はざらりとした質感(写真=右)

 「Liquid Z220」は、日本でブックオフが格安SIMとセットで販売している「Liquid Z200」の後継機。500万画素のメインカメラと200万画素のインカメラを搭載する低価格帯モデルで、800×480ピクセル表示の4型ディスプレイと1.2GHzクアッドコアプロセッサを備え、OSはAndroid 5.0を採用する。同じくZシリーズの「Liquid Z520」は、音声でカメラを操作できる5型スマホ。こちらも500万画素と200万画素のメインカメラとインカメラをそれぞれ搭載する。いずれの機種もデュアルSIMに対応する。

photophoto 「Liquid Z200」の後継機「Liquid Z220」
photophoto Zシリーズ上位モデルの「Liquid Z520」

 「Liquid Leap+」は、iOS/Androidだけでなく、Windows OSにも対応する1型タッチディスプレイ搭載のリストバンド型デバイスだ。消費カロリーや睡眠時間の計測、アラームといった活動量計としての機能に加え、スマートフォン内にある音楽の再生や一時停止などもできる。IPX7の防水性能も備え、幅広い用途での活用が期待される。カラーバンドは付け替え可能で、ファッション性も考慮した。

photophoto リストバンド型デバイスの「Liquid Leap+」

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