Ingressをプレイする上で大きなネックとなるのが冬場の活動だ。冬は手袋をする人が多いと思うが、当然手袋をするとスマホのタッチ操作はできない。タッチ対応手袋などもあるが、デザインが限られており、好みの手袋にいまだ出会えていない人もいるだろう。
そこで活躍するのが、手袋を付けたままスマホを操作できるF-02Gの「手袋タッチ」モードだ。手袋の種類で多少差はあるが、F-02Gは画面が広いため、手袋をしたままでもグリフハック(時間内に指定の文字を書いてスピードと正確さを競うもの。精度が高いほどボーナスアイテムが増える)ができた。エージェントの中には、人さし指の先だけを切り取った手袋でプレイしている人もいるが、これでもう寒さを我慢する必要はなくなる。
最近はだいぶ暖かくなってきたが、早朝や深夜はまだ少し冷え込むときもあるので使いどころはあるだろう。
「Ingressでやせた」という話はよく聞く。それまでまったく運動していなかった人が突然1日中歩き回るのだから、当然といえば当然だ。すでにウォーキングの習慣があった筆者の場合、目に見えて体重が落ちることはなかったが、1日の歩数は約2倍以上に跳ね上がった。ほかにも、寝付きが良くなるなどの効果も出ている。
Ingressにはそういった副産物もあるわけだが、自分への健康効果をチェックする端末としても、F-02Gはいいかもしれない。プリインストールアプリの中に、眠りの浅いときに起こしてくれる目覚まし機能の「スッキリ目覚まし」と、端末だけで歩数や消費カロリー、睡眠ログが取れる富士通の健康アプリ「健康生活日記」が用意されているからだ。
特に睡眠が気になっている人は健康生活日記がお勧めだ。なんと寝返りの回数を記録したりいびきを録音したりする機能があり、設定で有効にすると、音の大きいものから3つまでを録音してくれるのだ(microSDカードが必要)。場合によっては、その音から睡眠時無呼吸症候群かどうかも確認できるかもしれない。
スッキリ目覚ましは、指定時刻の30分前から眠りの浅いタイミングを狙って起こしてくれるというもの。Ingressを始めると朝活(朝早くから活動すること)がしたくなるケースも多いらしい。朝活は欠かせない! という人のために、気持ちのよい起床をサポートする。
いずれも「Google Play」からダウンロードできる富士通の公式アプリなのだが、プリインされていたら活用しない手はないだろう。健康生活日記にはウィジェットがあるので、ホーム画面に表示しておけばいつでも歩数を確認できる。活動量は知りたいけれど、高価格な活動量計を買うのはためらっている、という人には特にお勧めだ。
こうして見ると、F-02GとIngressはなかなか相性がいいコンビのように思える。何よりディスプレイが高精細で色彩鮮やかなので、レゾネーター(ポータルを守るために配置されるアイテム)を破壊した瞬間の破片の飛び方も実に鮮明でプレイの体験がまた一味違ったものになる。また、防水/防じん性能をサポートすることも忘れてはならない。屋外で遊んでいるときに突然雨に降られても慌てなくて済む。エージェントにとって魅力的な機能が満載なので、ぜひ試してみてほしい。
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