業界騒然!IIJmioのファミリーシェアプラン10GBへSIM通

» 2015年04月02日 10時24分 公開
[SIM通]
SIM通

 IIJは、同社が提供する格安SIMプラン「IIJmio高速モバイル/Dサービス」の高速通信用のバンドルクーポンを2015年4月1日より増量すると3月10日に発表しました。なお、料金は据え置きです。

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 今回、データ通信が増量するのは、ミニマムスタートプラン、ライトスタートプラン、ファミリーシェアプランといった全ての月額契約サービスが対象となっております。なお、各プランの増量後のデータ量と料金は以下の通り。

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 中でも注目は3GBも増量したファミリーシェアプランです。他のプランが1GBの増量に対し、ファミリーシェアプランでは3GBの増量というのもありますが、理由はそれだけではありません。

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 実はIIJでは3月17日より、これまでデータ通信専用だったファミリーシェアプランの追加SIMカードが音声通話対応SIMでの追加も可能となり、それに合わせ、追加SIMのMNP転入もスタートさせると発表したからです。

 ファミリーシェアプランをご存知ない方も多いかもしれませんが、ざっくり大雑把に説明するとキャリアが提供するシェアプランと同じく、家族で高速データ通信を分けあって使うというもの。IIJmioでは最大3枚のSIMで分けあって利用することができます。

 音声対応SIMをファミリーシェアプランに追加する場合、1枚につき756円かかり、3枚利用した場合の合計は5,032円となります。ちなみに756円というのは、音声通話の基本料金にあたり、もしデータ専用のSIMを追加した場合は料金がかかりません。

※SIMカードを追加する場合、1枚につき2,160円かかります。

 かなりお得な料金で利用でき、かつ、シェアできるデータ量も10GBもあります。このデータ通信量はキャリアが提供するシェアプランの最低利用データ通信量と同じ。ということで、次のページでは、2年間利用においてどれだけの差があるかを計算してみます。

・2年利用で比較!IIJのファミリーシェアプランとキャリアのシェアプラン

 では、早速計算してみたいと思います。今回は、IIJmioのファミリーシェアプランの提供内容と揃えるため、家族3人でデータ通信10GB利用のプランで比較。

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 ファミリーシェアプランの方が随分と安くなるのは想像に難くないですが、384,672円も安くなります。これは本当に驚きですね。なお、これは基本料金なのでキャリアの場合は各種オプションがかかり、IIJmioのファミリーシェアプランの場合、通話料金が別途かかってきます。

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 これまで格安なSIMサービスと言えば、「限られた通信量でやりくりする」というものでした。しかし、昨年登場した使い放題プランや、今回のIIJのような低額なシェアプランなど、MVNO各社、工夫を凝らしたプランを次々と導入していっています。

 もちろん、キャリアの安定した高速通信と豊富なサービスなど、比較すると見劣りしてしまう点もありますが、それぞれの強みを活かしたプラン・サービスが充実してきています。今回のIIJの発表に他社も追従するのか、動向がとても楽しみですね。

 なお、補足になりますが、IIJmioのファミリーシェアプランの追加SIMにMNP転入を行う場合、IIJmioの契約者名と転入してくるMNP予約番号の名義が同一であることが条件となっています。転入前に名義変更などをする必要があるので、この点についてはお気をつけ下さい。

※価格はすべての税込(8%)表示です。

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