女性なら誰でもその世界観に心を奪われてしまう、デザインステーショナリーメーカー「MARK'S」。最近は男性のファンも急増している。
そんなMARK'Sのスマートフォンケースを、Smart Laboで2013年冬に取り扱いを開始した。以来、すべてのモデルが売れ筋トップランクインするほどの人気商品になっている。MARK'Sの魅力やメッセージを、2015年の新作と商品開発担当者のインタビューを交えながら紹介しよう。
全商品で毎年1300もの新作モデルを生み出すのが、平均年齢30歳、40人の商品開発チーム。その9割が女性だという。
「かわいくて上品なものに女性は引かれますよね。そのお客様の直感的な嗜好(しこう)を私たちも共有して、自分が欲しいもの、周りの人に持ってもらいたいものを常に追求して商品開発に取り組んでいます」(服部さん)
MARK'Sでは、スマートフォンケースのテストマーケティングを数年前から行い、2014年冬から「デジタルアクセサリー」として、多くの製品を投入している。すべてのモデルがヒットするという成功の秘訣(ひけつ)は、手帳で人気のあるデザインをスマートフォンケースに展開したから。
「当社は何百種類もの手帳を生み出してきました。お客様の目を引く色を出せるよう、デザインのマーケティングができているのだと思います。それに手帳とスマートフォンケースがおそろいって、かなりテンション上がりますよね」(服部さん)
「小さい商品は、本当に細かいバランスでデザインが大きく変わります。粘り強い試行錯誤を繰り返すことが必要です。例えばリボンの大きさやロゴの位置などは1ミリ単位で何度も修正をかけることもあります」(服部さん)
2006年から展開している、表紙にジッパーポケットがついた「STORAGE.it」シリーズを2014年にリニューアル。ポケット部にマチをつけて収納力を大幅にアップさせ、イヤフォンの通せる穴や、上からタッチパネルの操作が可能な素材で、ノートと一緒にスマートフォンや周辺機器を持ち運ぶことが容易になった。デザインも一新、ファッション感度の高いものに仕上がっている。
Mサイズはカラビナ付きでバッグにも付けられてバッグの中での迷子防止になる。使い方が紹介されているパッケージも面白い。
「言うまでもなく、スマートフォンが登場してライフスタイル、ワークスタイルは大きく変わってきました。スマートフォンはいつもそばにいる存在となり、便利になったけどイヤフォンやバッテリーなど、持ち歩くアイテムはどんどん増えました。バッグもブリーフケースだけでなくリュックも主流になり、仕事場もフリーアドレスやノマドなどさまざま。この変化に合わせ、新しい領域で発信をしていくことが、ビジネス向けの文具や雑貨でお客様と長く歩んできた私たちのミッションなんじゃないかと考えました。そして、その第1弾となるのは、どうやってスマートに身にまとえるかを考え抜いて作った『TOGAKURE CETA series』です」(服部さん)
2015年2月に発売したタテでもヨコでも使えるパーソナルオーガナイザー。ジッパーで縦横どちらにも開閉できるのが特徴。前面のポケットは縦横の2方向どちらからも出し入れでき、デザインアクセントにもなっているフラップ状のバンドでしっかり落下を防止してくれる。50デニールのポリエステルリップストップを表地に採用し、超軽量で滑らかな触り心地を実現している。
もっと自由に、もっとスタイリッシュに――。MARK'Sの発信する新しい世界でスマートフォンを美しく身にまとってみてはいかがだろうか。
株式会社マークス
http://www.marks.jp
本社:東京都世田谷区太子堂一丁目4-24
設立:昭和57年6月1日
国内の卸先は大手文具店、大手雑貨店含め約800社。海外ではフランス・パリに子会社を持ち、ギャラリーラファイエット、コンランショップなどヨーロッパの数多くの大手ショップへ日本発信の文具雑貨を展開している。
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