ニフティは6月15日、同社のMVNOサービス「NifMo」において、データ繰り越しサービスを7月利用分から開始することを発表した。また、NifMoで8月1日から3G専用端末に対応することも合わせて発表した。いずれのサービスも、既存ユーザーには自動的に適用される。
データ繰り越しサービスでは、月間のデータ通信容量を使い切れなかった場合に、その月に契約していたデータ通信容量を上限として翌月に繰り越すことができる。そのため、翌月に通信容量のより少ないプランに変更したとしても、繰り越される容量が減る、ということはない。
繰り越した容量の利用期限は、繰り越した月の末日までとなり、翌々月以降に繰り越すことはできない。
NTTドコモのネットワークでは、LTE用と、3G用のネットワーク接続設定を完全に分離している。そのため、「Xi(LTE)専用」と銘打っているモバイルネット接続サービスのアクセスポイント名(APN)を、3G専用(FOMA)端末に設定しても、データ通信ができないようになっている。
これは、ドコモ回線を利用するMVNOも例外ではない。NifMoでは、今までLTE用のAPNしか用意していなかったため、3G専用端末ではデータ通信ができなかったのだ。
8月1日からは、3G専用APN設定をすることで、3G専用端末でもNifMoのデータ通信が利用できるようになる。接続設定などの詳細は、同日にNifMoのサービスページで公表される予定だ。
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