iPhone 6s/ 6s Plus のMVNOとキャリアの2年間総額を比較した検証記事の第2弾です。前回のドコモに引き続き、今回はauと、au系のMVNOそれぞれのトータルコストを比較したいと思います。
まずは、auで販売されるiPhone 6s/6s Plusの値段をチェックしましょう。各キャリアの本体価格は微妙に違っているので、しっかりと吟味したいポイントです。
16GB | 64GB | 128GB | |
---|---|---|---|
現金販売価格 | 84,240円 | 97,080円 | 109,920円 |
割引総額 (月々サポート料) |
68,160円 (2,840円/月) |
68,160円 (2,840円/月) |
68,160円 (2,840円/月) |
支払い総額 (実質負担金) |
16,080円 (670円/月) |
28,920円 (1,205円/月) |
41,760円 (1,740円) |
16GB | 64GB | 128GB | |
---|---|---|---|
現金販売価格 | 84,240円 | 97,080円 | 109,920円 |
割引総額 (月々サポート料) |
58,440円 (2,435円/月) |
58,440円 (2,435円/月) |
58,440円 (2,435円/月) |
支払い総額 (実質負担金) |
25,800円 (1,075円/月) |
38,640円 (1,610円/月) |
51,480円 (2,145円) |
auのプランは容量が違っても割引額が一律に設定。ドコモとの違いは、MNPだけでなく新規契約の場合でも割引幅が大きいところ。機種変更についてはしょっぱいですが、僅かに安くなっています。長年愛用しているユーザに向けたキャンペーンが用意さているものの、見た目的に高くなってしまっているのは、やはり残念な気持ちになってしまいます。
16GB | 64GB | 128GB | |
---|---|---|---|
現金販売価格 | 97,080円 | 109,920円 | 122,760円 |
割引総額 (月々サポート料) |
68,160円 (2,840円/月) |
68,160円 (2,840円/月) |
68,160円 (2,840円/月) |
支払い総額 (実質負担金) |
28,920円 (1,205円/月) |
41,760円 (1,740円/月) |
54,600円 (2,275円) |
16GB | 64GB | 128GB | |
---|---|---|---|
現金販売価格 | 97,080円 | 109,920円 | 122,760円 |
割引総額 (月々サポート料) |
58,440円 (2,435円/月) |
58,440円 (2,435円/月) |
58,440円 (2,435円/月) |
支払い総額 (実質負担金) |
38,640円 (1,610円/月) |
51,480円 (2,145円/月) |
64,320円 (2,680円) |
iPhone 6s Plusの金額がコチラ。どちらの場合も条件によっては適用されるキャンペーンもあるので、より本体価格が安くなったり、月額利用料金が割り引かれます。詳しくはauのキャンペーンページにて確認ください。
auの料金構成は大きく2つに分かれます。
9月11日にauは電話カケ放題プラン「カケホ」に、新しく「スーパーカケホ(電話カケ放題プランS)」という通話プランを追加。従来、月額2,916円で国内通話を無制限で定額利用できるプランを展開していました。今回、加わったスーパーカケホは月額1,836円で1回あたり5分以内の通話であれば回数制限なく利用できるプラン。短時間通話が多いという人には打って付けのプランとなっています。
※スーパーカケホ利用時、5分を超えた場合、30秒ごとに21.6円かかります。
また、au同士に限り通話料金がかからない「LTEプラン」も選択可能。こちらを選択した場合データプランは自動的に月額6,156円で7GBのデータ通信量が利用できる「LTEフラット」が適用されます。
※LTEプランは「誰でも割り」の契約をしない場合、月額が1,982円となります。
LTEフラットを除いたデータ定額の種類は6つ。料金は以下の通りです。
プラン名 | データ容量 | 料金 | |
---|---|---|---|
データ定額2 | 2GB | 3,780円/月 | |
データ定額3 | 3GB | 4,536円/月 | |
データ定額5 | 5GB | 5,400円/月 | |
データ定額8 | 8GB | 7,236円/月 | |
データ定額10 | 10GB | 8,640円/月 | |
データ定額13 | 13GB | 10,584円/月 | |
ドコモやソフトバンクと違い、細かく刻んできているのが特徴。1人ひとりが自分の使い方にあったデータパックを選択します。他キャリアのデータシェアにあたるサービスが「データギフト」です。これは余ったデータ通信量を送って助け合うというもの。また、「データシェア」というオプションもありますが、こちらは1人で複数端末を利用する場合に利用可能なプランで、他キャリアでいう所のシェアプランとは根本的に異なります。詳しくはauのホームページにて確認ください。
auのプランについての説明が少々長くなってしまいましたが、続いてmineoとの比較を紹介します。
前回のドコモプランでは、ともに最安プランで比較しましたが、auには3GBプランがあるのでコチラを用いた場合で比較。また、auの通話プランはスーパーカケホで計算します。
mineo (デュアルプラン 3GB) |
au (新規/MNP) |
au (機種変) |
|
---|---|---|---|
端末代金 | 93,744円 | 16,080円 | 25,800円 |
月額x24 | 39,120円 | 160,704円 | 160,704円 |
合計 | 132,864円 | 176,784円 | 186,504円 |
mineo (デュアルプラン 3GB) |
au (新規/MNP) |
au (機種変) |
|
---|---|---|---|
端末代金 | 106,704円 | 28,920円 | 38,640円 |
月額x24 | 39,120円 | 160,704円 | 160,704円 |
合計 | 145,824円 | 189,624円 | 199,344円 |
MVNOとの価格差は相変わらず開きがあるものの、月額4,536円の「データ定額3」を選択したにも関わらず、2年間合計で20万円を切ってきました。従来よりも、1,080円割安な料金プランの効果がしっかりと効いています。一方でmineoには月額1,414円から利用できる通話付きプランもあるので、単純に価格を安くするだけなら、MVNOに分があるといえます。
しかし、au系のMVNOはiOS 8.0以降のバージョンだと現在利用することができません。そのため、日本時間の9月17日にリリース予定のiOS 9では使えるようになって欲しいところ。また、今回のアップデートには、ドコモ系MVNOからも注意文がでており、「iOS 9へのアップデートは、MVNOからの公式情報が出るまでは待って欲しい」とのこと。前回のiOS 7.XからiOS 8で起こった悲劇を繰り返さないよう、MVNO側も細心の注意をはらっているようです。
SIMフリー版スマホの魅力であるSIMカード選択の自由。今回こそ、SIMフリーiPhoneでau系MVNO SIMを使える自由を与えてもらいたいですね。
※文中・表中の価格はすべて税込み(8%)です。
(文:SIM通編集部)
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