Microsoftは、Windows 10 Mobileのオプション機能である「Continuum for Phone」(以下、Continuum)の動作条件に、Qualcommのミドルレンジ端末向けプロセッサ「Snapdragon 617(MS8952)」を追加した。
Continuumは、画面を外部出力するとデスクトップ(PC)版のWindows 10に近いユーザーインタフェースで操作できる機能。従来は、ハイエンド端末向けプロセッサ「Snapdragon 810(MS8994)」または「Snapdragon 808(MS8992)」を搭載することが動作条件の1つだった。ここに、Snapdragon 617が加わることになる。
Snapdragon 617は、トリニティのWindows 10 Mobileスマートフォン「NuAns NEO」にも搭載されている。NuAns NEOは、Miracastによる映像投影でContinuumに対応する前提で開発を進めてきた。しかし、発表時にはSnapdragon 617のContinuum対応が確定していなかったため、「Preliminary(準備段階)」と案内されていた。
MicrosoftがContinuum対応プロセッサにSnapdragon 617を追加したことを受け、トリニティはNuAns NEOのContinuumを「正式サポート」することを公式ブログで発表した。対応の詳細については、別途紹介する予定だという。
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