見た目はまるでタブレット?――ZTE、薄く高精細になったAndroid搭載プロジェクター「Spro Plus」を発表:Mobile World Congress 2016

» 2016年02月23日 18時08分 公開
[房野麻子,ITmedia]

 ZTEは、バルセロナで開催されているMobile World Congress 2016に合わせて、2月21日(現地時間)にプレス向けのイベントを開催。Android OSを採用し、LTE通信に対応したポータブルプロジェクター、Sproシリーズの最新モデル「Spro Plus」を発表した。

ZTE LTE通信に対応したポータブルプロジェクター、Sproシリーズの最新モデル「Spro Plus」

 SproはAndroid OSを採用し、Google Playからアプリをダウンロードして利用できるスマートデバイスであるとともに、端末内に保存したビジネス文書や映像を映し出せるプロジェクター、さらにモバイルWi-Fiルーターやモバイルバッテリーとしても使える多機能端末。日本ではソフトバンクが同シリーズ「Spro 2」をベースにした「モバイルシアター」を提供している。

 Spro PlusはこのSpro 2の後継モデル。Spro 2はディスプレイが5型(720×1280ピクセル)で、ボディもコンパクトなプロジェクターらしいデザインだったが、Spro Plusはディスプレイが8.4型、2560×1600ピクセルと大きく高精細になった。さらに、厚さはSpro 2の33.3ミリから24.8ミリとかなりスリムになり、厚めのタブレットのような外観になった。

ZTE 多彩な機能はそのまま、ディスプレイが大きくなってタブレットらしいルックスに

 登壇したZTE端末部門のCEO、Adam Zeng(アダム・ツェン)氏は、このユニークな製品に対して「先駆者としてのテクノロジーを示した一流の商品で、ビジネスでもエンターテインメントでも無限の体験をユーザーに提供する」と語り、さまざまな体験ができるSproの多機能さを印象づけた。

ZTE ZTE端末部門のCEO、Adam Zeng氏

 Spro Plusの機能については、グローバルモバイル&テクノロジー部門のバイスプレジデント、Waiman Lam氏が紹介。「より薄く、洗練されたボディーになった」(同氏)という本機は、デザインを損なうことなく、LTE、Wi-Fi、Bluetooth、HDMI、ワイヤレスHDMI、USB3.0を備えており、リモコン、USBカメラ、マウス、ゲームパッドなどを接続して利用できる。

ZTE グローバルモバイル&テクノロジー部門のバイスプレジデント、Waiman Lam氏。薄く、スタイリッシュになったデザインをアピールした
ZTE さまざまなインタフェースを備えながら、すっきりとしたデザインにまとめた

 Spro Plusはスマートフォンではないが、使える機能が分かりやすく配置された直感的なUI(ユーザーインタフェース)を採用し、誰でも迷いなく使えるようにデザインしたという。OSはAndroid 6.0で、最新の機能やサービスを利用可能だ。

ZTE 誰でも迷いなく使えるように、直感的なUIにカスタマイズ

 プロジェクターは500ルーメンと明るく、最大300型のスペースにHD品質の映像を投影できる(Spro 2は150ルーメン、最大120型)。LEDではなくレーザーを使うことで、日中の部屋でもくっきりとした映像を映し出すという。また、Spro Plusはタブレットとしても利用可能。8.4型の有機ELを採用し、2K表示が可能だ。JBLのオーディオシステムを採用しており、ステレオスピーカーでクリアなサウンドを楽しめる。バッテリーは1万2100mAhと大容量で、長時間の使用に耐える(Spro 2は6300mAh)。

ZTE 最大300型でHD品質の映像を投影でき、コンテンツを大画面で楽しめる
ZTE 映像をくっきりと表示させるレーザーテクノロジーを採用
ZTE 8.4型2K画質の有機ELディスプレイを搭載したタブレットとしても活用できる

 プロジェクターとしての基本的な機能をカバーし、角度やピントの調整も自動で行われる。また、ボイスコマンド機能を備え、音声でプロジェクターをコントロールできる機能や、スマートフォンなどとQRコードを使って手軽にペアリングできるユニークな機能も搭載した。

ZTE 次のスライドを表示するといったプロジェクターの操作を音声でできる
ZTE QRコードを使ってスマートフォンと連携させる

 ビジネスシーンでは、どこでも使えるプロジェクターや電話会議での活用、プレイベートシーンでは端末内のゲームや映像を部屋の壁、さらには屋外でテントの壁などに大画面で映し出して楽しむ使い方などを提案。ビジネスでもエンターテインメントでも活用できる端末としてアピールしていた。発売は2016年夏を予定している。

ZTE 発売は2016年夏を予定

 なお、このイベント内で、ZTEの端末がスペインのプロサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラのセビージャFCのオフィシャルスマートフォンに採用されることを発表した。両者が契約書にサインするセレモニーを行ったほか、セビージャFC所属のニコラス・パレハ氏がゲストとして登場。自身のモバイル端末の活用スタイルなどを語った。

ZTE セビージャFCのディフェンダー、ニコラス・パレハ氏
ZTE ZTEがセビージャFCをスポンサードする
ZTEZTE Spro plus用のゲームのコントローラーや三脚など、周辺機器も用意
ZTEZTE 既にグローバルで発表されているものだが、タッチ&トライコーナーにはスマートフォンも展示されていた。日本でもSIMロックフリーで販売されている「AXON mini」のPremium Edition
ZTEZTE セビージャFCのチームロゴがあしらわれた「AXON Elite」
ZTEZTE 6型の大画面ディスプレイを採用した「AXON MAX」

新モデル「Blade V7」「Blade V7 Lite」も発表

 プレス向けイベントでは言及されなかったが、翌日にZTEの新しいAndroidスマートフォン「Blade V7」「Blade V7 Lite」が発表された。

ZTE 「Blade V7」
ZTE Blade「 V7 Lite」

 Blade V7は、5.2型フルHD(1080×1920ピクセル)ディスプレイを搭載するAndroidスマーフォン。厚さが3.5ミリのスリムボディで、端がカーブした2.5Dのガラスパネルを用い、手になじむ仕上がりだ。プロセッサはMediaTek製の「MT6753」で、1.3 GHz駆動の8コアを採用し、2GBのメインメモリと16GBのストレージを内蔵するなど、ミッドレンジの端末に仕上がってる。アウトカメラは1300万画素、インカメラは500万画素、OSはAndroid 6.0。2016年夏に、ドイツ、スペイン、南アフリカなどで発売される。

 一方、Blade V7 Liteは5型HDディスプレイを搭載した、V7よりやや小さめの端末。ドイツでデザインされ、背面に円形の指紋センサーを搭載している。プロセッサはMediaTek製「MTK6735P」の4コア。2GBのメインメモリと16GBのストレージを内蔵する。カメラはアウト、インとも800万画素で、OSはAndroid 6.0。今春にまずロシアで発売され、その後、メキシコやスペイン、ドイツ、タイに展開される。

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