快適な生活をサポートするスマートフォン――写真と動画で解説する「Xperia X」Mobile World Congress 2016

» 2016年02月24日 06時15分 公開
[井上翔ITmedia]

 ソニーモバイルコミュニケーションズが「Mobile World Congress(MWC) 2016」に合わせて発表した「Xperia X」シリーズ。その中核機種で、MWC 2016における同社ブースの展示の目玉でもある「Xperia X」は、残念ながら日本での発売予定はない。

 しかしながら、Xperia Xシリーズの全体像を把握する上でこの機種は欠かせない。そこで本稿では、MWC 2016で展示されている同機のレビューを簡単にお伝えする。

Xperia X(グローバル版のグラファイトブラック) 「Xperia X」(グローバル版のグラファイトブラック)

 ボディの基本的な特徴は、上位モデルとなる「Xperia X Performance」と変わりない(レビュー記事)。本体正面のカーブガラスと、外周フレームの縁の丸みで、柔らかみを感じる外観となっている。「インセル型タッチパネル」を採用したことで、正面をボディーカラーと同色にできたこともX Perfomanceと同様だ。

 ボディーのサイズは約69.4(幅)×142.7(高さ)×7.9(厚さ)ミリで、X Perfomanceよりもわずかに小さくなっている。しかし、XとX Performanceには見た目以上に大きな差がある。X PremiumにはIP68等級の防じん・防水性能を確保しているが、Xにはそれがないのだ。水回りやほこりの多い場所で使う場合は注意が必要となる。

 なお、通知LEDは、本体の受話口の右端部に付いている。

グラファイトブラックの比較 X Perfomance(左)とX(右)のグラファイトブラックを比較。ヘアライン加工の有無の差は分かりやすいが、見た目で防じん・防水の有無の差はさすがに分からない
通知LED 通知LEDは受話口の右端部に付いている

 Xperia Xは、X Perfomanceとともにインカメラの強化を図っている。分かりやすい点では、「Xperia Z5」で約510万画素だったセンサーを約1300万画素に引き上げている。数値だけで分からない要素としては、最大感度がIS06400に向上し、暗所での画質改善を行っている。MWC 2016のブース展示でも、暗所での自撮りがきれいにできること特設ブースで訴求していた。

フォトブース MWC 2016のソニーモバイルコミュニケーションズブースにある暗所での自撮りを体験できる特設ブース
暗所でもしっかり撮影できている 暗所でも筆者と背景がはっきりと映っている

 アウトカメラについては、Z5でフルモデルチェンジした約2300万画素のセンサーを引き続き採用しているが、大きく2つの機能改善を行っている。

 1つは従来の動体検出のアルゴリズムをソニーのデジタル一眼カメラ「α」の技術を応用して改善し、動体への追従性をより高めた「先読みAF(Predictive Hybrid Autofocus)」だ。不規則な動きをする被写体でも、ピント合わせが楽にできるようになる。下の動画を見れば明らかだが、その実力はかなりのものだ。

Xperia X/X Performanceの目玉の1つ「先読みAF」。従来からある動体検出機能のアルゴリズムを、αの技術を応用して改善したものだ

 もう1つは、カメラ機能を起動してから撮影するまでの時間の短縮だ。スリープ状態からカメラキーを長押しして撮影するまでの所要時間が最短で0.6秒未満となっている。決定的な瞬間を見逃さないように、という配慮だ。こちらも、その時短のほどは、下の動画で確認してみてほしい。

もう1つのXperia X/X Performanceの目玉がカメラの起動時間の大幅な短縮だ。カウントダウンで「ピー」と鳴った後にカメラキーを長押ししてすぐに撮影できていることが分かる。筆者も思わず「Great!」と言ってしまった

 Xperia XのOSバージョンはAndroid 6.0だが、MWC 2016の展示機はAndroid 6.0.1となっていた。また、グローバル版でもオリジナルの日本語入力ソフト「POBox Plus」をプリインストールしていることを確認できた。この点は製品版でも変わらない予定だという。

OSはAndroid 6.0.1 展示機のOSはAndroid 6.0.1となっていた
グローバル版でもPOBox Plusを搭載 グローバル版のソフトウェアでも「POBox Plus」を搭載

 左右側面の機能配置はXperia Z5シリーズやX Performanceと同様だ。左側面にはnanoSIMとmicroSDのスロットがある。SIMカードとmicroSDは、まとめて1つのトレイに載せる形式となっているのも変わらない。右側面には、電源キー、ボリュームキー、カメラ(シャッター)キーを備える。電源キーは認証センサーを兼ねており、画面のロック解除などで指紋認証を利用できる。

左側面にはnanoSIMとmicroSDのスロットを配置 左側面にはnanoSIMとmicroSDのスロットを配置
右側面には電源キー、ボリュームキー、カメラ(シャッター)キーを配置。電源キーは、指紋センサーを内蔵している 右側面には電源キー、ボリュームキー、カメラ(シャッター)キーを配置。電源キーは、指紋センサーを内蔵している

 本体上面・下面の機能配置もZ5シリーズやX Performanceと同様だ。本体上面には集音マイクとイヤフォンマイクジャック、本体下面には受話マイクとMicro USB端子を備える。

上面には集音マイクとイヤフォンマイクジャックを配置 上面には集音マイクとイヤフォンマイクジャックを配置
下面には受話マイクとMicro USB端子を配置 下面には受話マイクとMicro USB端子を配置

 Xperia Zシリーズと同様に、Xperia Xシリーズでも純正カバーが登場する。その中でも特に面白いのが「Style Cover Touch」だ。画面部が透過しており、開かなくても画面を見られるというフリップカバーだ。透過部はただ透けているだけではなく、タッチ操作も可能で、フリップを開かなくてもいろいろなことができてしまう、という触れ込みだ。他にも、透過していない「Style Cover Flip」や通常のカバータイプの「Style Cover」もラインアップする。Style Coverについては、本体と同系色のものと透明なものを用意している。これらのカバーは、X Performance用も発売する予定だ。

着けたままでもタッチ操作できる「Style Cover Touch」 「Style Cover Touch」は、フリップしなくてもそのまま操作ができる斬新なケース
透けていない「Style Cover Flip」 透けていないフリップカバー「Style Cover Flip」もラインアップ
非透明な「Style Cover」透明な「Style Cover」 「Style Cover」には本体と同系色の非透明タイプ(写真=左)と透明タイプ(写真=右)を用意

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