「ZenFone 3」シリーズ3機種は何が違う? 日本発売は?――写真で実機をチェック(1/2 ページ)

» 2016年06月03日 20時26分 公開
[甲斐寿憲ITmedia]

 台湾・台北のCOMPUTEX 2016に合わせて開催されたASUSの新機種発表会「Zenvolution」で、ついにベールを脱いだ「ASUS ZenFone 3」シリーズ。前モデル「ZenFone 2」は、高性能と低価格を併せ持つ「コスパの高いSIMロックフリースマートフォン」として、日本国内でも人気を博した機種だ。その後継機となるZenFone 3は、ユーザーのニーズに合わせた3機種が市場に投入される。今回は現地からファーストインプレッションをお届けしたい。

 ラインアップは、ZenFone 2と同じく5.5型ディスプレイを搭載する「ZenFone 3」、ZenFoneシリーズ最高のスペックを誇る「ZenFone 3 Deluxe」、スマートフォンとタブレットの間を埋める6型サイズの「ZenFone 3 Ultra」。3機種とも、プロセッサはZenFone 2で採用していたIntel製のAtomから、Qualcomm製のSnapdragonに変更されている。

ASUS COMPUTEX 2016のASUSブース。ZenFone 3シリーズは、多くの報道陣、一般来場者から注目を集めていた

ZenFone 2が正当進化した「ZenFone3」

 海外では2015年3月に発売されたZenFone 2の後継機種が、5.5型のZenFone 3(ZE552KL)だ。

ZenFone 3 ZenFone 3(ZE552KL)
ZenFone 3 金属ボディーをCorning Gorilla Glassでコーティングした美しい背面

 ディスプレイに5.5型のフルHD液晶、プロセッサに「Snapdragon 625」を搭載しており、必要十分なスペックを持つ。販売価格は249ドル(約2万7000円)から。背面の素材はZenFone 2のプラスチックからガラスに変更され、指紋認証センサー搭載、ハイレゾ音源対応、USB Type-Cコネクター採用など、前モデルから大きく進化している。

ZenFone 3 平均的な厚さだが、手にとるとずっしりとした印象を受ける

 幅77.38×高さ152.59×奥行き7.69ミリで、このクラスでは平均的なサイズといった印象だ。重量は155グラムと、金属ボディーにGorilla Glassのコーティングが施されているため、ややずっしりと感じる。

 本体下部に設けられたUSB端子はUSB 3.0のType-Cとなっている。Quick Charge 3.0に対応し、3000mAhの内蔵バッテリーを素早く充電できる。

ZenFone 3 充電端子にはUSB3.0 Type-Cが採用された

 カメラ性能も見ていこう。アウトにソニー製の最新CMOSセンサーを採用した1600万画素のカメラを搭載。第2世代レーザーオートフォーカスで、最速0.03秒のフォーカススピードを誇る。光学式と電子式の手ブレ補正を組み合わせることで、被写体を追尾しながら焦点を合わせことができる。また、カラー修正用のセンサーも搭載しており、ホワイトバランスの調整精度も向上している。

ZenFone 3 カメラ性能が強化され、手ブレに強い特徴を持つ
ZenFone 3 会場では手ブレ補正機能のデモンストレーションを実施していた

 インカメラは85度広角の800万画素を採用。HDR撮影やローライト(暗所)のセルフィー(自分撮り)にも対応している。

 SIMカードはスロット1がmicroSIM、スロット2がnanoSIMとなっている。スロット2はmicroSDと併用する形となる。2つのSIMとmicroSDは1つのトレイに収まる。

ZenFone 3 SIMはデュアルSIM。microSDも利用可能だ

 指紋センサーは背面のカメラレンズ下のボタンに設けられている。この位置に設けたのは、片手で認証させやすいためなのだろう。実際に試してみたが、センサーの反応は良く、一瞬のタイムラグがあるものの、誤認識はほぼなかった。

ZenFone 3 指紋センサーは背面のカメラレンズ下に設けられている

 ZenFone 3は、5.5型というほどよく大きなディスプレイ、美しいガラスパネル、それでいて高い基本性能を兼ね備えた「バランス重視のモデル」といえる。

高性能フラグシップ「ZenFone 3 Deluxe」

 ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)は、ZenFone史上最高の性能を誇るフラグシップスマホだ。ディスプレイは5.7型(1080×1920ピクセル)の有機ELを採用。プロセッサにSnapdragon 820を搭載し、メインメモリは6GBとPC並みのハイスペックな仕様になっている。

ZenFone 3 Deluxe
ZenFone 3 Deluxe ボディーには金属が使われている

 カメラはZenFone 3と同じくソニー製センサーのCMOSセンサーを採用。6層レンズで2300万画素と高い解像度を誇る。最速0.03秒で被写体に焦点を合わせるレーザーオートフォーカス、光学式と電子式の手ブレ補正機能などZenFone3と同じ性能を高い撮影機能を搭載している。背面に配置されたカメラレンズは出っ張りが目立つものの、サファイアガラスが最前面に採用されていて高級感がある。

ZenFone 3 Deluxe 背面のカメラレンズは表面の素材にサファイアガラスを採用

 ZenFone 3に比べ5.7型と大きなZenfone 3 Deluxeだが、ベゼルを1.3ミリに狭めたことで、幅はZenFone 3とほぼ同じ77.4ミリに抑えた。さらに、背面から側面にかけてゆるやかにカーブしており、側面は4.2ミリまで薄くしている。実際に握ってみると、ラウンドフォルムの仕上げが効果的で、手にしっかりとフィットした。

ZenFone 3 Deluxe 手に持った感覚はZenFone 3とサイズの差は感じない
ZenFone 3 Deluxe 厚さ7.5ミリは、意外にもZenFone 3より薄い

 指紋センサーも、ZenFone 3と同じく背面のカメラレンズ下に配置されている。実際に握ってみると、人差し指での片手認証にちょうど良いポジションだということが分かる。

ZenFone 3 Deluxe 背面カメラ下の位置の指紋認証センサーは片手で操作で認証しやすい

 ZenFoneシリーズ史上最強の6GBのメモリをフルに使用する場面があるのか、現状では疑問に思うところもあるが、価格は499ドル(約5万4000円)とコストパフォーマンスが良く、高スペックを好むユーザー層からは人気を集めそうだ。

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