Lenovo、Project Tango対応スマートフォン「Phab 2 Pro」を発表 9月発売で499ドル〜

» 2016年06月10日 05時13分 公開
[田中聡ITmedia]

 Lenovoが6月9日(現地時間)、米サンフランシスコで開催した「Lenovo Tech World」にて、世界初の「Project Tango」対応スマートフォン「Phab 2 Pro」を発表。価格は499ドル〜で、2016年9月から海外で販売する。日本での発売は未定。

※スペックの詳細や画像を追加しました(6/10 10:49)。
Phab 2 Pro Project Tango対応の「Phab 2 Pro」

 Project Tangoとは、Googleが展開している、モバイル端末に3D空間を認識する能力を持たせる取り組み。LenovoはGoogleと提携してPhab 2 Proを開発している。

 厚さ約8.9ミリのアルミボディーにQHD(1440×2560ピクセル)対応の6.4型ディスプレイや、端がカーブした2.5Dガラスを搭載。

 カメラは0.3秒の高速オートフォーカス対応の1600万画素のアウトカメラ、800万画素のインカメラのほか、奥行きを検知する「デプスカメラ」と、被写体の動きを検知する「モーショントラッキングカメラ」を搭載する。カメラの下には指紋センサーも搭載した。音響にこだわり、5.1チャンネルのサウンドを楽しめる「Dolby Audio Capture 5.1」にも対応する。バッテリー容量は4050mAhで、従来モデルよりも2.4倍速く充電ができるという。

 プロセッサは、Tangoアプリが動作するために最適化したという、QualcommのSnapdragon 652を搭載する。Lenovoによると、Project TangoはSnapdragonなしには実現しなかったとしている。通信はLTEをサポートする。ストレージは64GB、メインメモリは4GBを内蔵している。カラーはシャンパンゴールドとガンメタルグレイ。

Phab 2 Pro
Phab 2 Pro
Phab 2 ProPhab 2 Pro シャンパンゴールド
Phab 2 ProPhab 2 Pro ガンメタルグレイ
Phab 2 ProPhab 2 Pro

 Project Tangoの具体的な用途として、ゲーム、バーチャルペットや恐竜の鑑賞、部屋で家具を配置する際の測定などを想定している。いずれもカメラで写した現実空間をベースにした「AR(拡張現実)」によって実現している。

 発表会では、現実の空間を活用したドミノで遊ぶ、部屋の中で決められたスペースを測定する、椅子や机などの家具を部屋に配置する……といったデモが紹介された。

 特に利便性を実感できそうなのが、部屋のスペースを測定できること。スマホ側が部屋の空間を認識し、指定した範囲の長さを算出してくれる。例えば冷蔵庫や洗濯機を購入する際、通常だと設置スペースの長さをメジャーで測るが、Phab 2 Proならカメラをかざし、画面に触れて範囲を選択するだけでスペースを測れる。アプリを使えば、画面上で実際に部屋に家具を配置することも可能だ。

 ほかに教育現場での活用も考えており、例えば普段は博物館で見るような恐竜を、部屋や教室の中で原寸大に表示させることもできる。

 Project Tangoに対応したアプリはGoogle Playに公開されている。

Phab 2 Pro
Phab 2 Pro 部屋に置いてある家具のサイズを測ったり、指定したサイズのものを部屋に(疑似的に)置いたりできる。これらの画像はキャプチャーして保存できる
Phab 2 Pro
Phab 2 Pro カメラで写した部屋に家具を置いて、サイズ感を確認できる。家具を置くスペースをわざわざ測らなくて済む
Phab 2 Pro
Phab 2 Pro カメラで写した空間に恐竜を表示させるデモ。恐竜の説明を見ることも可能。表示サイズを100%にすると、画面いっぱいに恐竜が表示されて迫力が増す
Phab 2 Pro
Phab 2 Pro 立体的なドミノも楽しめる

 このほか、Project Tangoには対応しないミッドレンジスマートフォンも発表。1300万画素カメラやDolby Audio Capture 5.1、ノイズキャンセリングを搭載する「Phab 2」(199ドル〜)、ARエフェクト対応カメラや6.4型HDディスプレイを搭載する「Phab 2 Plus」(299ドル〜)を、2016年夏に発売する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月28日 更新
  1. 「楽天モバイルWiFiスポット」を試してみた 屋内通信の不満解消へ期待も「接続性」に課題 (2026年07月26日)
  2. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  3. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  6. 気温35度以上のハンディファンは「逆効果」 猛暑を安全に乗り切る使い方と2026年おすすめ5選 (2026年07月27日)
  7. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  8. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  9. UQ mobileとY!mobileの「セット割なし」新割引を比較 ahamo、LINEMO、楽天モバイルよりもお得? (2026年07月27日)
  10. 【3COINS】100段階で風量調整、透明デザインの「大風量ペルチェ付きハンディファン」 3300円 (2026年07月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー