日本でのリリースから一大ブームを巻き起こしている位置情報ゲーム「ポケモンGO」。アプリ自体は無料で、対応するスマートフォンを持っていれば誰でも気軽に遊べるのが魅力だが、「どのスマホで遊べるのか」は、実際にインストールしないと分からないことがある。公式の条件を満たしていても対応していなかったり、対応していても一部機能が制限されたりする場合がある。公式、非公式を含めた対応機種をまとめた(記事の情報は2016年7月28日時点のもの)。
まず基本的な情報として、ポケモンGOを利用できるのはiOSかAndroidを搭載したスマートフォンのみ。フィーチャーフォンでは利用できない。
対応しているOSバージョンはiOSが8以降で、iPhone 5、5c、5s、SE、6、6s、6 Plus、6s Plusで利用できる。iPhone 4S以前のモデルでは利用できない。
AndroidはOSが4.4以降で、かつ2GB以上のメインメモリ(RAM)を搭載していることが条件となる。ポケモンGOの公式サイトには動作確認済みの機種が明記されているが、AQUOS、arrows、Galaxy、Xperiaなど大手キャリアが扱っているモデルがほとんど。例えばAQUOS ZETAはSH-01G以降、arrows NXはF-01F以降、Galaxy SはGalaxy S4以降、Xperia ZはXperia Z1以降が対応する。NexusシリーズはNexus 4以降が対応する。
公式サイトに明記されていなくても、Android 4.4以降でメモリが2GBあれば利用できるはずだが、例外もある。例えばシャープ端末の場合、「AQUOS ZETA SH-04F」(2014年5月発売)はアプリをダウンロードできない。シャープはAndroid 4.4以降+2GB以上のメモリ搭載モデルのポケモンGO対応状況をサイトで公開しており、SH-04F以外は動作確認が取れている。ちなみに、ポケモンGOが配信された7月22日に、シャープの一部機種でダウンロードできない問題が起きていたが、22日18時には解消されている。
ポケモンGOの公式サイトに明記されていないSIMロックフリースマートフォンの対応状況はどうなっているのか。この点については、IIJ、BIGLOBE、楽天、NifMoなどのMVNOが公開している動作確認済み機種の情報が参考になる。下記リストは、MVNOが公開している情報と、メーカーに確認した情報に、編集部で独自に確認した情報を加えたもので、公式に動作保証されているわけでないことは留意したい。
ポケモンGOを利用するにはOSを最新バージョンにしないといけない場合もあるので、ダウンロードできない場合は、OSが最新かどうかを確認しよう。
この中で現在2万円台(税別)で購入できるのは、arrows M02、REI(麗)、honor6 Plus、ALCATEL ONETOUCH IDOL 3、Blade V580。ポケモンGOを利用できるスマホとしては、コスパの高いモデルといえる。
ポケモンを捕獲する際は「ARモード」に切り替わり、カメラが捉えた現実の世界にポケモンが登場する。このARはスマホの傾きを検知するジャイロセンサーを搭載していないと利用できないので、ジャイロセンサー非搭載スマホでは、ARなしでポケモンを捕獲することになる。AR以外の機能は利用できるはずだが、ポケモンGOの楽しみが少し薄まってしまう。ほかに、FREETELの「MIYABI」「Priori3 LTE」「MUSASHI」もジャイロセンサー非搭載のためARは利用できず、ポケモンGOの対応については「確認中」(プラスワン・マーケティング)とのこと。
自分のAndroidスマートフォンがジャイロセンサーを搭載しているかは、「内蔵センサー」「Sensor Kinetics」などのアプリから確認できる。アプリを起動して前者は「ジャイロセンサ」、後者は「ジャイロスコープ」の項目にセンサー名が表示されていれば、対応していることが分かる。
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