木のぬくもりを感じられる――iPad Pro向け「Miniot Cover」を使ってみたApple Pencilの収納もできる

» 2016年08月24日 06時00分 公開
[田中聡ITmedia]
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 iPhone/iPad向けのケースやカバーは、Apple純正のものを含めてさまざまな製品が発売されているが、「人とは違ったケース/カバーを付けたい!」「でも奇抜なデザインは遠慮したい……」という人におすすめなのが、Miniotが製造している木製のカバー「Miniot Cover」だ。

 KODAWARIがSHOWCASEブランドで販売しており、SHOWCASE Online、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピングで購入できる。今回はiPad Pro(9.7型)向け「iPad Pro 9.7inch用 Miniot Cover」をお借りしたので、その使用感をレポートしていきたい。SHOWCASE Onlineでの価格は1万7000円(税別)。

Miniot Cover 「iPad Pro 9.7inch用 Miniot Cover」のWalnut(クルミ)
Miniot Cover カバーを開いたところ
Miniot Cover 側面
Miniot Cover ヒンジ部分

 Miniot Coverには、オランダの100%天然木が使用されており、木のぬくもりが感じられる一品だ。木の種類はチェリー、マホガニー、Walnut(クルミ)の3つ。それぞれの製品で木目が異なるので、まさに世界で1つのカバーを手にできる、といっても過言ではない。そしてカバーに顔を近づけると、ほのかに木の香りがする。これがまた心地よい香りで、思わずクンクンとやってしまうほど(人前ではやらない方がいいだろう……)。

Miniot Cover 1つ1つ異なる木目となっており、木が持つ独特の質感を味わえる。左下には「MINIOT」のロゴがある

 ヒンジ右側面の黒い部分にiPad Proの左側面を合わせると、カチャッと音が鳴って装着できる。カバーはマグネットを内蔵しており、パタンと閉じると、連動してiPad Proの画面も消灯する。カバーを開くと画面が点灯するので、電源キーを押す必要はない。これはApple純正の「Smart Cover」と同じ仕様だ。カバーの内側にはマイクロファイバーが使われており、ディスプレイを優しく保護してくれる。

 なお、ヒンジの可動部はテープを挟み込む形で接続しているが、カバーを強く引っぱると、このテープが取れてしまうことがあるので注意したい。ここはもう少し強固に接続してほしいと感じた。

Miniot Cover ヒンジの側面にiPad Proを付けて装着する
Miniot Cover ヒンジの可動部はテープで接着されているが、ややこころもとない

 iPad Proを手に持って使うときは、カバーをそのまま裏側に回して画面を露出させればよい。ただ、カバーを開いてiPad Proの背面に密着させると、カバー表面がズズッ……と滑ってしまうのは少々気になった。

Miniot Cover 手で持つときはカバーをiPad Proの背面に回す

 カバー表面の切れ込みの入った部分は折れ曲がる作りになっており、木目を内側にしてカバーを丸めると、スタンドとしても機能する。Smart Coverはカバーを三角形に折りたたんでスタンドにできるが、それが丸形になったと考えればよい。丸めたカバーを上に固定すると、iPad Proをやや斜めに寝かせることができ、タイピングをするのに便利だ。iPad Proを持たずにブラウジングやアプリを使って画面タッチをするのにも向いている。

Miniot Cover カバーをこのように丸めることで、スタンドにもなる
Miniot Cover カバーを上にしてiPad Proを寝かせるパターン
Miniot Cover 側面から見たところ

 今度は逆に、丸めたカバーを下(底)に固定すると、iPad Proを立たせることができ、動画を視聴するのに向いている。ただしこちらは少々コツが必要で、うまく丸めないとiPad Proが後ろに倒れてしまう。慣れないうちは、なかなか一発で固定できず、丸めているうちに勢い余ってカバーが取れてしまうことも何度かあった。カバーを丸めたときに、ゆとりを持たせず円形の空洞ができるようになれば固定しやすい。iPad Proを立てた状態で画面をタップすると、その勢いでiPad Proが倒れてしまうこともあった。なかなか固定できないときは、本棚などで後ろから支えて上げるのも有効だ。

Miniot Cover カバーを下にしてiPad Proを立たせるパターン
Miniot Cover 側面から見たところ

 製品写真を見てお分かりの通り、iPad Pro用スタイラスペン「Apple Pencil」をヒンジに収納できるのも大きな特徴だ。Apple PencilはiPad Pro本体に収納できず、持ち運びにくいのが難点だが、Miniot Coverを使えばそのデメリットが解消される。カバーを閉じるとApple Pencilは外側には露出しないので、保護できるうえ紛失防止にもなる。Apple Pencilはヒンジ内側にしっかりと固定され、逆さまにしてもペンが落ちることはない。ペンを取り出すときは、Apple Pencilの先端を爪で引っかければよいが、ちょっとコツがいる。

Miniot Cover ヒンジの内側にApple Pencilを収納することもできる

 iPad ProとApple Pencilを守れて、スタンドにもなる木製カバー「Miniot Cover」。お値段は1万7000円で、Smart Cover(税別6500円)と比べても高めだが、他にはない木の質感を味わえるのは、この製品ならでは。デザインだけでなく利便性も兼ね備えているので、購入を検討する価値は大いにあるだろう。Miniot CoverはiPad Air(第1〜2世代)、iPad mini(第1〜3世代)、iPhone 5s以降のiPhone向けにも販売されているので、気になる人はぜひチェックしてほしい。

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