ナビタイム、首都圏の電車で「混雑回避ルート」を案内 独自の予測技術を活用

» 2017年03月16日 19時15分 公開
[田中聡ITmedia]

 ナビタイムジャパンは、iOSとAndroid向けナビゲーションアプリ「NAVITIME」と、auスマートフォン向けに提供している「auナビウォーク」にて、3月16日から「電車混雑回避ルート」の提供を開始する。auスマートパスのNAVITIMEには現在は提供されないが、こちらへの提供も検討中とのこと。

 電車混雑回避ルートのターゲットは、通勤、通学で電車を利用するユーザー。乗り換え案内やトータルナビで首都圏のルートを検索すると、「安い」「早い」「楽」という検索結果に加え、「混雑を避けたルート」が表示される。例えば、急行ではなく各駅停車、当駅始発の列車を案内し、到着時間は他の経路案内よりも少し遅くなる場合がある。すいている経路が見つからないと、混雑回避ルートは表示されない。

ナビタイム 混雑度は6段階あるが、電車混雑回避ルートでは混雑度が低いルートとなる

 NAVITIMEの経路検索結果には混雑度のアイコンが6レベルで表示されるが、混雑を避けたルートには、通常の検索結果よりも混雑度の低い(快適度の高い)アイコンが出る。最も快適度の高いアイコンは「座れる」だが、あくまで目安で、必ずしも座れるとは限らない。

 電車混雑回避ルートには、ナビタイムジャパンが独自で開発した「電車混雑シミュレーション」技術を活用。この技術には、ナビタイム側が各駅の混雑状況を調べ、首都圏約2500万人の移動を予測する「経路探索エンジン」と、国土交通省の移動需要データ「大都市交通センサス」がベースになっている。この技術が電車1本の混雑状況を算出し、混雑を避けたルートの案内が可能になる。

ナビタイム 独自の「電車混雑シミュレーション」技術を活用して混雑を予測している

 対応するのは首都圏の65線(上り方面と下り方面)で、ナビタイムジャパンによると、都心に向かう電車の93%をカバーしているとのこと。バス、飛行機、新幹線は対象外。

ナビタイム 対応路線

 これまでも、7時〜10時の通勤時間帯にアプリ上で混雑予測の情報を提供していたが、今回は始発〜終電の全時間帯に対応する。対象時間は平日の終日。例えば「通勤は定期を使っているから別のルートを使いづらい」という人も、「出先に直行する」「夜の飲み会から帰る」など、定期の区間外から帰宅する場合に活用しやすい。月曜日の夜はすいている、金曜日の夜は混雑しやすいなど、曜日ごとに異なる混雑傾向も考慮して予測する。

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