「もしもシークス」がサービスを拡張 25GB使い放題の「ギガ放題」やiPhone SE発売など

» 2017年03月31日 15時29分 公開
[田中聡ITmedia]

 MVNOサービス「もしもシークス」を展開するエックスモバイルが3月31日、サービスのアップデートを発表した。

もしもシークス 実際の利用者が出演するCMを紹介する、木野将徳社長

もしもシークスギガ放題

 4月1日から、新オプションサービス「もしもシークスギガ放題」を開始する。月額3600円(税別、以下同)で、データ通信が月間25GBまで使い放題になるサービス。3日間の通信制限は実施していない。音声SIMとデータSIMのどちらでも契約できる。

もしもシークス

 もしもシークスの音声SIMは、月額980円の基本料金に、500MBのデータ容量が含まれる。さらに通信をする場合は、月額600円で1GB〜月額3000円で10GBの「高速データ容量」を追加できる。今回、この中にギガ放題が加わった形だ。毎月のデータ容量は、マイページやサポートセンターからいつでも無料で変更できる。

 通話オプションでは月額850円で5分以内の国内通話がかけ放題となる「かけ放題ライト」と、月額1800円で国内通話がかけ放題となる「かけ放題フル」を提供している。

 エックスモバイルの木野将徳社長は、「かけ放題フル+ギガ放題で、ネットも電話も使い放題を実現した」と胸を張る。かけ放題とギガ放題の両方を選択した場合の月額料金は6380円。「それでも大手キャリアの2GB+かけ放題(6500円)よりも安い」(木野氏)とコストパフォーマンスの高さをアピールした。

もしもシークス 「もしもシークス」の音声プランとデータプラン
もしもシークス

iPhone SEやハローキティフォンを追加

 セットで購入きるスマートフォンやケータイも追加する。

 「iPhone SE」は、これまで試験的に販売していたが、新たに追加された32GBと128GBのモデルを販売する。価格はAppleのSIMロックフリー版と同じで、32GBが4万4800円、128GBが5万5800円。Appleから調達したものではなく、エックスモバイルが「独自のルートで調達したアウトレット品」とのこと。SIMロックは掛かっていない。

もしもシークス

 AppleCareへの加入はできず、故障した場合はエックスモバイル側で修理を行う。ディスプレイやバッテリーの交換も行っているが、総務省が認定する「登録修理業者」には登録されていないので注意したい(詳細はこちらを参照)。

 「ハローキティ」をデザインした「Hello Kitty FIGURINE KT-01」(ハローキティフォン)も取り扱う。価格は1万2800円。閉じるとハローキティのフィギュア、開くとケータイになるのが特徴。ディスプレイは約1.54型(240×240ピクセル)。電話やSMSの他、テザリングや位置情報の検索に対応しており、親のスマートフォンなどにインストールしたアプリから、キティフォンの現在地を確認できる。

もしもシークスもしもシークス 「Hello Kitty FIGURINE KT-01」(ハローキティフォン)

 シャープの折りたたみケータイ「SH-N01」も取り扱う。価格は2万8800円。

もしもシークス

 他に、ミッドレンジのスマホとして「HUAWEI P9 lite」(2万4800円)、富士通の「arrows M03」(3万8800円)を、ローエンドのスマホとしてFREETELの「Priori 4」(1万4800円)、Alcatelの「PIXI 4」(9800円)も販売する。

もしもシークス
もしもシークス

 3G回線を利用した固定電話型ケータイ「スゴい電話」は、高齢者の購入が多かったほか、「自動車メーカー、電機メーカー、役所、幼稚園などの法人からも引き合いが多かった」(木野氏)そうで、営業所や工事現場などでよく使われた。

もしもシークス 法人からの需要も多かった「スゴい電話」

店舗拡大と品質改善に尽力

 ここまでの1年間は、対外的には大きな発表はなかったが、店舗拡大や品質強化を地道に進めてきたという。

 東京都内に店舗を増やすべく、3月31日には「もしもシークス浅草店」(東京都台東区浅草1-25-15 浅草ROX3G)をオープン。2017年春には西新宿店、北千住店、南千住店、新小岩店もオープンする予定。

もしもシークス

 現在の店舗数は100店舗だが、商業施設に入っている店舗や路面店も含め、将来的には650店舗まで増やしていく計画だ。

 品質については、より高い通信品質を確保できるMVNEに変更し、もしもシークスの全ユーザーのSIMを無償で交換した。かけ放題サービスは、中継電話を利用したものだが、海外の回線から国内の回線に変更した。「国内回線だとこれまでの1.5倍のコストが掛かるが、音声がクリアになる」(木野氏)ため。

 こうした改善の結果、ユーザー数は1年前から2倍に増えた。契約数は「10〜20万の単位ではない」(木野氏)ものの、ARPUは約4000円にまで増加し、「12月に債務超過は脱出して、収益は明確になってきた」(同氏)。解約率も激減した。「解約で最も多いのが、海外に行くので使わなくなった、お亡くなりになったといったケース。品質やサポートで解約するのは皆無に等しい」と同氏は手応えを語る。

 「これまでは足元を固めてきた。ここから攻めていける準備ができた」(木野氏)

もしもシークス 木野氏と、浅草店のオーナーであるHALS 代表取締役の隅内栄晶氏

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