シリーズ名だけじゃない 夏モデル「AQUOS R」はココが変わる(2/3 ページ)

» 2017年04月18日 21時04分 公開
[田中聡ITmedia]

カメラ:レンズを一新して、より広角に

 アウトカメラの画素数は2016年夏モデルと同じく2260万だが、レンズを一新した。

 35mmフィルム換算で焦点距離が26mmから22mmに短くなったことで、より広角に撮影できるようになる。これは「通常の構図を考えて美しく撮るカメラよりも、スマートフォンは見たままの臨場感を残すことが重要と考えた」(小林氏)ため。接写できる距離も従来機より近くなり、花びらなどのディテールを、よりリアルに記録できる。

 また手ブレ補正は、従来の静止画、動画撮影での光学式手ブレ補正に加え、アウトカメラとインカメラでの動画撮影時に、電子式手ブレ補正にも新たに対応した。

※動画の電子式手ブレ補正対応について、追記しました(4/19 14:06)。

AQUOS R
AQUOS R
AQUOS R
AQUOS R 至近距離からでも鮮明に撮影できる
AQUOS R 実際にAQUOS Rで撮影した写真

 AQUOS Rは、これまでのハイエンドAQUOSが取得していた、リコー「GRシリーズ」開発メンバーによる画質認証プログラム「GR certified」は取得していないが、「画質の面で従来モデルより劣ることはない」(担当者)とのこと。

 インカメラは、2016年夏モデルの500万画素から1630万画素に大幅に画素数がアップ。レンズの焦点距離も24mmから23mmに短くなり、アウトカメラ同様、広角に撮影ができる。

AQUOS R

パフォーマンス:よりサクサク動き、放熱対策も強化

 AQUOS Rでは液晶の材質を工夫することで、「2016年夏のAQUOSよりも液晶の応答速度が約1.5倍向上した」(シャープ)という。また、新しいファイルシステム「UFS(Universal Flash Strage)」を採用したことで、アプリの起動や切り替えが速くなり、「ハイスピードIGZOの性能を最大限引き出す」(小林氏)効果も期待される。

AQUOS R 最新のプロセッサや新しいファイルシステムも、高速レスポンスに貢献する

 放熱性能も向上させた。本体の外郭付近に温度センサーを配置し、より正確に内部の温度を監視できるようになった。内部にはアルミニウム合金を採用し、熱を逃がす「グラファイトシート」の厚みも増している。こうした工夫により、過去機種より約4度温度を下げられるようになった。

 端末の温度が上がるとCPUを制御して100%のパフォーマンスを発揮できなくなるが、発熱を抑えることで、より高いパフォーマンスを維持できるようになる。

AQUOS R
AQUOS R 4K動画を再生したときの内部温度を比較。左がシャープの従来機種、右がAQUOS R(右)。従来機種の方が高温になっているのが分かる
AQUOS R AQUOS Rは、2年間のOSバージョンアップを保証する。ただしバージョンアップ可否はキャリアが判断する部分もあるので、話し合いながら決めていく形になるという
AQUOS R AQUOS Rの基板

AI:エモパーを楽しく使える「ロボクル」

 シャープが目指す「人により添う家電」のコア技術である「AI」も、スマートフォンへ積極的に取り入れていく。

 その新しい形として提案するのが、AI機能「エモパー」と連動する充電台「ロボクル」だ。ロボクルにAQUOS Rをセットすると、充電台が回転し、AQUOS Rの各種センサーやカメラが検知した人に向けて、エモパーがニュースや天気などの情報を話しかけてくれる。

 ロボクルは「スマートフォンを常に触っている生活から脱却してほしい」(小林氏)との思いら生まれた。「スマートフォンを遠くに置いていても、いろいろ気遣ってくれる」(同氏)ため、家の中でスマホを手にする時間が減るかもしれない。

AQUOS R
AQUOS R 回転する卓上ホルダ「ロボクル」。付属するかどうかは販売元(キャリア)の判断となるため、未定とのこと

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