ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、auの日立製作所製ケータイ「A5303H」です。
レッドとシルバーのカラーリングが印象的なA5303Hは、その風貌から「ウルトラマンケータイ」などとも呼ばれていました。日立がau向けに供給していたケータイは、こうしたレッド基調のかっこいいモデルが多かった印象です。
ヒンジ部に組み込まれた34万画素CMOSカメラは180度回転するので、メインディスプレイを見たまま自分撮りができるほか、端末を閉じた状態でも撮影できます。撮影した動画をメールで送信できる「ムービーメール」にも対応しています。
モバイル端末向けのアプリケーションプロセッサとして、日立製作所の「SH-Mobile」を搭載しています(ちなみにSHは「SuperH」の略)。SH-Mobileは、動画の録画・再生、ezplus(アプリ)の起動などを高速で行えるのが特徴です。この頃のケータイは、動画撮影、着うた再生、Javaアプリなどに続々と対応し、こうした動画・音声コンテンツやアプリなどが“サクサク動く”ことが、差別化のポイントになりつつありました。
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