2017年5月22日、「ピエール・エルメ・パリ 青山」でZTEの「BLADE V8」新製品発表・体験会が開催された。
ピエール・エルメ・パリはフランスのパティシエ ピエール・エルメ氏のパティスリーショップ。マカロンで有名だ。
なぜそこでZTEが発表会を行ったか。BLADE V8のウリはデュアルカメラで、カメラ性能を重視した端末だからだ。説明が終わったらスイーツを被写体に撮影体験という趣向である。
BLADE V8のウリはデュアルアウトカメラ。1つがメインの1300万画素カメラ、もう1つが200万画素のサブカメラとなる。サブカメラの仕事は奥行き。メインカメラとサブカメラの視差で構図の中のおのおのの被写体との距離を測り、背景をぼけさせる処理に使うのだ。
この距離情報を使って、撮影後の「リフォーカス」もできるし、疑似的な3D写真も作れる。
インカメラも13Mで、センサーはアウトカメラと同じ。アウトカメラよりもちょっと広角で、自撮り用のライトも搭載している。
確かにインもアウトもカメラ性能に力を入れた端末ということが分かる。さらに、指紋センサー、DSDS(デュアルSIM、デュアルスタンバイ)対応、8コアのSnapdragon 435搭載と、ミドルレンジながら性能はなかなかだ。
後半はフォトグラファーの佐藤朗氏による「スマートフォンカメラのワンポイント講座」。テーマは料理写真撮影のコツ。タッチ&トライに先駆けて、スマホを使って料理をきれいに撮るためのコツを伝授してくれた。
ポイントは4つ。
まずはどんな写真を撮るかイメージするところから。イメージが難しいなら気に入った写真の構図をまねするところから始めるといい。
2つ目は光の演出。光次第でおいしそうにもまずそうにもなる。逆光は立体感やシャドー・ハイライトをしっかり出しやすいし、ソースや油のツヤも出しやすいので、やわらかい半逆光がお勧め。
3つ目はカメラの設定。大事なのはホワイトバランス。BLADE V8のマニュアルモードを使ってホワイトバランスを変えたり露出補正をしたりするのがいい。
スマホのカメラは広角でゆがんで写ってしまうので、2xくらいのデジタルズームで撮るのがお勧め。デジタルズームで画質が劣化してもスマホから共有してスマホで見る分には多少のデジタルズームは問題ない、という話。
4つ目は料理にポーズをつける、つまり構図。お皿を全部入れなくていいとか、お皿の方向や位置を少しずらす、もう1つのアイテムは対角線に置くとか、パフェのように高さがあるものは下から撮ると高さが強調できるとかそういう構図の話だ。
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