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» 2017年05月24日 11時15分 公開

ドコモの「スグ電」が音声による終話に対応 “方言”も順次OKに

電話の基本操作をタップレスで操作できる「スグ電」が、2017年夏モデル(一部を除く)から音声による自動終話に対応する。端末を耳から離す5秒前の発話に「終話の合図」が含まれていると、自動的に電話を切る仕組みだ。

[井上翔ITmedia]

 NTTドコモは、Androidスマートフォンに搭載しているタップレス通話補助機能「スグ電」において、2017年夏モデルから音声による自動終話機能を追加する。

※ 記事タイトルをより分かりやすく変更しました(5月24日20時50分)

スグ電
スグ電のデモをする吉澤和弘社長 スグ電のデモをするドコモの吉澤和弘社長

 スグ電では、従来は「通話中に画面を下向きに置く」「通話中にスマホを振る」といった動作による終話機能を実装していた。音声による自動終話機能は、スグ電が目指す「無意識の快適操作」を追究すべく新たに実装されたものだ。

 音声による自動終話は、以下の手順で作動するようになっている。

  1. スマホを耳から離す
  2. 耳を離す5秒前にユーザーが発した言葉を解析する
  3. そこに「終話の合図」が含まれていたら電話を切る

 機能のリリース段階では、「じゃあね」「バイバイ」「失礼します」の3ワードが終話の合図として実装される。終話の合図は追加することも可能で、各地方の「じゃあね」に相当する方言にもアプリの更新時に対応する予定だ。

反応ワード まずは3つのワードから対応。今後、アプリの更新時に順次方言にも対応していく
開発の意図 スグ電は電話操作時の手順を減らす目的で開発された。音声による自動終話に対応したことで、より手順を削減できた

arrows Beは非対応 過去機種の対応は「大幅更新時」に検討

 2017年夏モデルのうち、「arrows Be F-05J」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)については、新しく追加される音声による終話機能には対応せず、従来バージョンのスグ電を搭載する。

 既存のスグ電対応機種については、OSバージョンアップなどの大幅なソフトウェア更新の際に機種単位で音声による終話機能への対応を検討するという。

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