既報の通り、サムスン電子ジャパンは11月1日、「DeX Station(デックスステーション)」を主要なWeb通販サイトを通して発売します。
DeX StationはGalaxy S8/S8+と同時に発表されたクレードルで、両機種をデスクトップPCのように使えるS8/S8+の新機能「Samsung DeX」を使うために必須のものです。
筆者は先日、Samsung Electronics本社で取材を行うために韓国に渡航しました(参考記事)。その際に、手持ちの「Galaxy S8 SC-02J」で使うために韓国版のDeX Stationを購入してしまいました。価格は16万ウォン(約1万6000円)で、国内版の想定販売価格とほぼ同じです。
SC-02Jは“NTTドコモ向け”のGalaxy S8です。ドコモ向けのスマホといえば、マチキャラです。筆者はドコモオリジナルの「メイドのメイちゃん」がお気に入りで、ホーム画面で常時表示しています。
ここでふと思ったのです。DeXモードでマチキャラはどうなるのかと。
結論から言ってしまうと、DeXモード利用中にもマチキャラは出せますが、現時点では制約がいくつかあります。
まず、マチキャラの動ける範囲が限られています。具体的には、デスクトップ左側の405×720ピクセル程度の範囲内でのみ、マチキャラを動かせます。
次に、接続のタイミングによってはマチキャラが過剰に大きく表示される場合があります。巨大なマチキャラも嫌いではありませんが、若干威圧感があるような気もしなくはありません。
また、マチキャラを使う「iコンシェル」アプリをウィンドウ表示した際に、ウィンドウの位置によってはマチキャラが「取り残されて」しまいます。
さらに、取り外しのタイミングによっては、通常モード復帰時にマチキャラが消えてしまったり、過剰に小さく表示されたりすることもあります。
マチキャラの表示に問題が起こった場合は、いったん別のアプリを全画面で起動した後にホーム画面に戻るか、再度本体を脱着すれば元通りになるはずです。
「おり」に囲まれることなく、DeXモードでもマチキャラは自由に動き回ってほしいと、筆者は思っています。ニーズが少ないことは百も承知ですが、DeXモードで自由に動き回るメイドのメイちゃん(マチキャラ)を見たいのです。
夢がかなう日は来るのでしょうか……?
(※ DeX Stationの詳細なレビューは後日お届けする予定です。お楽しみに!)
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