トーンモバイルが「TONE Factory」を開発 カスタマイズスマホの小ロット提供が可能に

» 2018年01月24日 20時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 トーンモバイルは1月24日、法人や団体を対象とするスマートフォンのカスタマイズサービス「TONE Factory(トーンファクトリー)」を発表した。同社のAndroidスマートフォン「TONE m17」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)のソフトウェアを要望に応じてカスタマイズできるもので、将来的には通信サービスのカスタマイズにも対応する予定となっている。受注は50台以上と小ロットから受け付ける。

概要 TONE Factoryの概要

 TONE Factoryでは主に以下の項目をカスタマイズできる。

  • 独自アプリのインストール
  • TONEのアプリ・サービスの設定
  • ホーム画面
  • 壁紙
  • 端末の「初期設定」

 独自アプリはGoogle Playを経由せずに配信・アップデートできる。企業や学校のクローズド(外部非公開)アプリを使いたいというニーズや、通常のアプリでは利用できない「特別な権限」を使うアプリを使ってサービスを提供したいというニーズにも応えられるという。ただし、独自アプリは配信前にトーンモバイルで検証を行う必要がある。

カスタマイズ TONEのサービスやアプリの動作に関するカスタマイズも可能

 TONE Factoryを利用する法人・団体には「ブランドID」が付与される。このIDに独自の「ソフトウェアツリー」をひも付けることで、ネットワークからカスタマイズ内容が配信され、自動的にアプリのインストールと端末設定が行われる仕組みとなっている。

 そのため、工場や流通拠点段階でのキッティングやカスタマイズは不要だが、端末ハードウェアのカスタマイズには対応しない。

実は「おためしレンタル」で使っていた

 TONE Factoryのシステムは、TONEを取り扱うTSUTAYA(一部を除く)で実施中の「おためしレンタル」ですでに使われている。

 現在、複数の企業とTONE Factoryの導入交渉を進めているという。早ければ2018年春には初の「外部導入」が実現する見通しだ。

導入事例 TONE Factoryの最初の導入事例はおためしレンタルだった。外部導入の初事例は早ければ2018年春となる

基本情報から価格比較まで――格安SIMの情報はここでチェック!→「SIM LABO

格安SIM、SIMロックフリースマホのすべてが分かる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  3. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  4. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  5. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  9. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー