フランス発祥のスマートフォンメーカー「Wiko(ウイコウ)」は2月26日(中央ヨーロッパ時間)、「Mobile World Congress 2018」において新型ミドルレンジスマートフォン「View 2」「View 2 Pro」を発表した。両機種ともに、日本での発売は未定となっている。
この記事では、現地で行われたプレスカンファレンス(発表会)の模様をお伝えする。
プレスカンファレンスでは、同社のGlobal Marketing & Commercial Directorを務めるビオレッタ・ジョバノビック氏が製品の説明を行った。
同社は2017年9月の「IFA 2017」でアスペクト比9:18のディスプレイを搭載する「View」シリーズをリリースした。シリーズの中核となる「View」と、その上位機種である「View Prime」は日本市場にも投入されている。
既存のViewシリーズには、他にもいくつかのバリエーションが存在する。「View GO」は5.7型のワイドスクリーンディスプレイを搭載し、1300万画素カメラや顔認証機能を搭載している。
「View LITE」は、5.54型ディスプレイを搭載したコンパクトモデルで、持ちやすいのが魅力。セルフィー(自撮り)重視で1600万画素のインカメラを搭載し、NFCを使ったモバイルペイメントにも対応する。
「View MAX」は、5.99型の大型ディスプレイと4000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、「動画視聴に最適である」とアピールしている。
これら3機種は、3月から149ユーロ(約1万9600円)から179ユーロ(約2万3500円)に価格を改定し、より求めやすくなるという。
今回の発表会では、幅広い層に向けたよりシンプルな新モデルも発表された。これらは「使いやすく、選びやすく、しかも100ユーロ以下でワイドスクリーンを搭載している」シリーズだ。
「tommy 3」は5.45型ディスプレイを搭載した、ポケットに入れやすいコンパクトなモデル。「lenny 5」は5.7型の大画面を搭載。「jerry 3」は機能を絞り込むことでワイドスクリーンを採用しながら標準価格を79ユーロ(約1万400円)に抑えたモデルだ。
これら3機種の発売は4月を予定している。
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