どれを選ぶ? 夏のデュアル/トリプルカメラ搭載スマホの違いを理解する(2/3 ページ)

» 2018年06月01日 06時00分 公開
[島徹ITmedia]

「Galaxy S9+」:望遠レンズ搭載、2段階絞りで解像感アップ

 「Galaxy S9+」は5月18日にドコモとauから発売されたモデルだ。

Galaxy S9+ Galaxy S9+はメインの1220万画素で広角77度のカメラと、光学2倍相当で望遠45度の1220万画素カメラを搭載する
Galaxy S9+ ディスプレイには曲面6.2型のQHD(1440×2960ピクセル)有機ELを搭載

 メインの1220万画素広角77度レンズ(F1.5)と、光学2倍の1220万画素望遠45度レンズ(F2.4)を搭載。広角で撮るか遠くの被写体を望遠で撮るかで、利用するレンズを切り替える。レンズ構成を35mm判の焦点距離へおおまかに換算すると、広角28mmと標準50mmといったところだ。

Galaxy S9+
Galaxy S9+ 広角77度のメインカメラと、光学2倍で望遠45度のレンズを搭載。遠くの被写体を大きく撮影できる

 メインの広角レンズには新たに2段階絞りを搭載し、明るい日中屋外ではF2.4に絞り込んでより鮮明な写真を撮影できる。暗所撮影ではF1.5の明るいレンズで明るい写真を撮りやすくなる。また、メインの広角レンズでは一眼レフカメラ風の背景ボケを再現するライブフォーカス機能も利用できる。

Galaxy S9+ ライブフォーカス撮影では、一眼レフ風の背景ボケを再現した撮影を楽しめる

「AQUOS R2」:動画専用カメラ+AI撮影でベストショットを逃さない

 「AQUOS R2」はドコモ、au、ソフトバンクの3社から6月上旬に発売予定のモデルだ。

AQUOS R2 AQUOS R2は1630万画素の動画撮影専用カメラと、2260万画素の静止画用カメラを搭載する
AQUOS R2 ディスプレイは6型WQHD+(1440×3040ピクセル)のIGZO液晶だ

 動画専用で超広角135度(35mm判換算19mm)の1630万画素カメラと、静止画用で広角90度(35mm判換算22mm)2260万画素カメラを搭載する。なお、動画専用カメラは被写界深度の深いディープフォーカスを活用している。

AQUOS R2
AQUOS R2 動画撮影では、超広角135度と広角90度どちらのカメラも利用できる。近い距離からかなり広い範囲を撮影できる

 特徴は、動画専用カメラで映像を撮りながら、AIがシャッターチャンスを検知すると自動的に2260万画素カメラで高画質な写真も撮る「AIライブシャッター」だ。

 子どもが動き回っているシーンで笑顔を撮りたい場合や、スポーツや動物の動き、花火などベストショットを撮るのが難しいシーンであっても、ユーザーが苦労せずにAI任せでベストショットを撮影してくれる。

AQUOS R2 AIライブシャッターを利用すると、動画の撮影中に人物の笑顔や被写体の動きに反応し、自動的にベストショットの静止画も撮影してくれる
AQUOS R2 撮影後、ベストショットのタイミングの前後数秒をショートムービーとして切り出せる

 AQUOS R2のデュアルカメラは、ファミリー層などが気軽かつ確実にベストショットを撮影しやすいという異なる方向で活用している。モノクロ+カラーセンサー、広角レンズ、望遠レンズなどを取り入れている他社製品とは異なるアプローチだ。

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