トリプルカメラ+AIの実力は? 「HUAWEI P20 Pro」のカメラを試す(1/5 ページ)

» 2018年06月24日 15時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 さてさて、ソニーもシャープもデュアルカメラ端末を投入して、すっかり“デュアル”が当たり前になった感もあるスマートフォン業界。そうなると黙ってないのが、いち早くデュアルカメラ化したファーウェイ(Huawei)。

 最新モデルの「HUAWEI P20 Pro HW-01K」はライカ(Leica)のトリプルカメラになったのだった。

HW-01K ライカのVARIO-SUMMILUX-Hレンズを搭載した3連カメラスマホが「HUAWEI P20 Pro HW-01K」

 ちょっと型番が分かりづらいけれど、トリプルカメラなのはP20 ”Pro”で、NTTドコモから発売されたHW-01Kは、その日本モデル。SIMロックフリーじゃない(ロック解除はできるけれど)。残念。

 ちなみに兄弟機の「HUAWEI P20」は「HUAWEI P10」の後継モデルで、ライカのデュアルカメラを搭載。こちらはSIMロックフリーモデル。

 さらに「HUAWEI P20 lite」なんてのもある。こちらもデュアルカメラだが、「LEICA」ロゴはなく、カメラ性能も少し落ちる。

 で、P20 Proに話を戻そう。

 トリプルカメラは「トリプルレンズ」という人もいるけれど、3種類のレンズを切り替えて使うわけではなく、それぞれが“カメラ”になってるので「トリプルカメラ」と呼ぶべきだと思うのでそう呼ぶ。

 それはそれとして、3つも並んでいると使う方は「一体どれが何なんだ?」と思うわけで、撮られる方は「で、わたしは一体どのレンズを見ればいいの?」と困るわけで、「どうすりゃいいんだ?」って人のための解説から始めたいと思う。

AI+芸術的背景ぼかし AI+芸術的背景ぼかしで撮影

3つのカメラは「2+1」

 P20 Proはアウトカメラを3つ持っている。見た目では「2つのペアカメラ+独立した1つのカメラ」って感じになっている。

 サクっと解説してみよう。

アウトカメラの構成 アウトカメラの構成

真ん中:メインカメラ

 3つのカメラの真ん中にあるのが「メインカメラ」。

 これはなんと1/1.7型センサーを搭載し、画素数は4000万画素。それまでのフラグシップ機「HUAWEI Mate 10 Pro」が1200万画素だったことを考えると、画素数は約3.33倍。

 注目は「1/1.7型」というイメージセンサーのサイズ。

 一般的な普及型コンパクトデジカメは1/2.3型センサー。ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia XZ2」もこのサイズだが、スマホとしてはやや大きめ。多くのスマホはより小さい「1/3型」前後のサイズのセンサーが主流。

 対して、P20 Proのメインカメラセンサーの「1/1.7型」は、ちょっとランクが上のデジカメで使われていたサイズなのだ。現行品だと、カシオ計算機の「HIGH SPEED EXLIM ZR4100」がそうだ。ただ、デジカメで使われていたのは1200万画素で、対してP20 Proは4000万画素と画素数を3倍以上に増やしてきた。

 メインカメラのレンズは35mmフィルム換算で27mm相当で、F値は1.8。メインカメラとしてほど良いスペックである。

左:モノクロカメラ

 その左に独立してポコンとあるのが、ファーウェイではおなじみの「モノクロカメラ」。被写体までの距離を測ったり、ディテールを補完したり、モノクロモード時の撮影に使ったりするやつ。

 こちらは1/2.8型で2000万画素。レンズは27mm相当でF1.6。画角はメインカメラと同じだけれど、F値と画素数が違う。

右:望遠カメラ

 メインカメラの右側にあるのが、新たに搭載された3つ目のカメラ。メインカメラの3倍、約81mm相当でF2.4のレンズを持つ「望遠カメラ」だ。

 で、望遠カメラのセンサーサイズは「1/4.5型」とすごく小さい。

 恐らく、レンズって望遠にすればするほど長くなる(分厚くなる)わけで、この薄いボディーに3倍望遠レンズを入れるために、イメージセンサーをあえて小さくしたと考えるべきかと思う。そうするとレンズも小さくて済む。

 この小さなイメージセンサーは800万画素。光学式手ブレ補正機能も搭載されている。

アパーチャモードで望遠撮影 アパーチャモードで撮れば、望遠でも背景ぼかしができる
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