「iPhone XS」と「iPhone X」は同じデザインで、サイズも70.9(幅)×143.6(高さ)×7.7(奥行き)mmで同じ。となると、同じケースを使い回せるのでは? と思える。しかしiPhone XSとiPhone Xでは、実はカメラレンズのサイズが微妙に異なる。XSでセンサーサイズが大きくなった影響か、カメラレンズ全体がXよりも大きくなっているのだ。
iPhone Xのケースでカメラホールをギリギリまで狭めていて、カメラとケースの間に隙間がないケースをiPhone XSに装着すると、しっかりとはまらない。例えばApple純正のケースが該当し、AppleはX向けとXS向けで個別にケースを販売している。
手元にあるSpigenのiPhone10周年記念ケース「Classic One」も、カメラホールがギリギリに設計されているので、iPhone XSに装着すると、カメラレンズ下部が引っ掛かってしまい、しっかりとはまらない。カメラを起動しても、下にケースの一部が映り込むようなことはなかったが、ケースが装着できていない状態はやはり違和感がある。
一方、iPhone X向けケースでカメラホールに余裕があるものは、iPhone XSでも装着できる。例えばUAGの耐衝撃ケースがそうだ。iPhone XSにも問題なく装着できた。iPhone X向けだったUAGのケースは、XS発表後は「iPhone XS/X用」とうたわれている。
ちなみに、iPhone XSでカメラホールがギリギリのケースは、iPhone Xでも使える。Apple純正のXS向けレザーケースをXに装着したところ、カメラレンズ下部に微妙な隙間(1mm強)が生まれる。つまりこの1mm強の隙間分、XSのカメラレンズが長くなったことが分かる。
iPhone XからiPhone XSに乗り換える場合、Xで使っているケースのデザインによっては、ケースを新調する必要があるので注意したい。
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