ふと気まぐれに超基本的な話。
TwitterとかFacebook見ていると、たまに90度傾いた写真がそのままアップされてることあるじゃない。あれ、見ててムズムズしません?
こんなようなやつ。
明らかに横位置の写真なのに、縦で投稿されているの。「これ、首を90度傾けて見てね」とかいうんかー、みたいな。
iPhoneを横にして見れば良いのだけれど、なんか釈然としない。
最近、そんな光景を立て続けに見かけたので、今回のネタにしちゃおうと思った次第。
90度傾いたまま投稿されてる写真って、大抵は「横方向で撮ったはずなのに、写真が縦方向になっている」のである。逆パターンはあまり見かけない。
さらに十中八九「上から見下ろす構図」なのである。
理由は簡単。
iPhoneのカメラは起動するとまず「縦位置」で立ち上がる。で、iPhoneの向きを検知して、それに合わせて撮影の方向を変えるのだ。
iPhoneを横に構えたら写真も横向きになるし、縦位置に構えたら写真も縦向きになるし、上下逆さに構えてもちゃんと上下正しい写真になる……はずなのだ。
だがしかし、いきなり真上や真下にカメラを向けていると、iPhone的には「この人はどっちを上にして撮ろうとしているか」判断できないのだ。
そうすると、「iPhoneを横向きに持ってるのに、撮れた写真は縦位置」ってことが起きる。大抵は、写真をシェアしようとするときに気付くのである。
一番良い対策は、撮るときにカメラがどっち向きになっているかをチェックすること。
どこを見れば良いのか。撮影画面のアイコンの向きだ。例えば「iPhone XS」を始めとするデュアルカメラの機種なら、倍率表示の向きを見ればOK。それ以外の機種でも、カメラのイン/アウト切り替えボタンや「HDR」表示の向きなどを見れば確かめられる。
撮影のときには、これらの向きが撮影したいものの向きと一致しているかチェックする習慣を付けよう。
被写体の向きと写真の向きが一致しないまま撮ると、こんな写真になる。
こうなってしまったときは、撮る向きを直すべし。
やり方は簡単。iPhoneをいったん垂直にして「今こっち向きで撮ろうとしてるよ」とiPhoneに認識させるのだ。
一度垂直にして正面に向けてやると、iPhoneが「あ、こっちが上なんだな」と分かるので、ちゃんと横位置の写真に切り替えてくれる。
で、その後にもう一度下に向けると、直前の向きをそのまま維持してくれるので、横位置で撮れるのである。
ちなみに、真上からまっすぐ撮りたいと思ったら、画面中央に注目。
中央に白い十字が出るのでこれが黄色とぴったり合わさるように持つとキレイに撮れる。
料理とかマンホールとか本とか撮るときの参考に。
「横のつもりが縦」っていうのは、料理写真に多い。真上から料理を撮るってことあるけれど、撮った写真が90度回転していたら台無しだよねぇ。
でも、サッと撮ってパッと食べようと思っていると、写真の向きが違うことに意外に気づかないもの。見返したら「あ、縦だった」と。
そんなときは、写真アプリで直す。
ちょうどいい例ないかなと探していたら、2011年の東日本震災後に仙台を訪れたときの写真が出てきた。帰りの新幹線で、仙台で買ったお弁当を開けたら「復興へ頑張ろう」という紙が入っていたのでそれを一緒に撮った写真。これが横位置で撮ったつもりなのに縦だった。
そこで直すことに。写真の表示画面の右上にある「編集」をタップして編集モードに移行。そして「トリミング&回転ツール」を使って、「90度回転ボタンをタップすればOK。
一度覚えれば簡単。
アップロードしようとして「あれ?縦横がおかしい」と思ったら、写真アプリで直してからアップロードし直すと良い。
本当は、SNSアプリの方で写真アップロード時に「回転」させられれば良いのだけれど……。Instagramアプリなら簡単にできるけれど、Facebookアプリには(2018年8月末現在で)その機能がないのだよねえ。残念。Twitterアプリは一応できるけれど、ちょっと手順が面倒。
派手なフィルタ機能を備える前に、こういうところをどうにかしてほしいと思う次第であります。アプリ制作者の皆さん、その辺よろしくお願いします。
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