“トリプルカメラ”を搭載したLGスマホ「V40 ThinQ」はココが新しい:山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2018年10月07日 06時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 2018年10月4日にLGエレクトロニクスは「V40 ThinQ」を発表しました。ソウル市内では体験イベントが行われ、発表直後の新製品を早速試すことができました。

V40 ThinQ ソウルのヨンサン駅コンコースに設置されたV40 ThinQ体験ゾーン

 V40 ThinQは6.4型の大画面ながらも169gと軽量で、背面に3つ、前面に2つの合計5つのカメラを搭載しています。本体を持つと確かに軽く、6.4型の大きさを感じさせません。ディスプレイ上部にはノッチがありますが、イベント会場に展示されていたモデルのノッチは非表示。ノッチは流行ではあるものの、無しの方が見た目がいい。そうLGは判断したのかもしれません。

V40 ThinQ 6.4型のサイズを感じさせない

 本体カラーは3色。やや落ち着きのある渋めの色合いながら、レッドやブルーは映える色合いで目立ちそう。特徴のあるトリプルカメラの下にはボディーカラーと同色仕上げの指紋認証センサーが埋め込まれています。両者の間には隙間が十分あるので、指先でロック解除時にカメラのレンズに触れてしまう恐れもなさそう。

V40 ThinQ ボディーカラーは3色展開

 3つのカメラの画素数と焦点距離は、それぞれ1200万画素/27mm、1600万画素/16mm、1200万画素/52mm。標準カメラを挟んで左右にワイドと望遠(光学2倍ズーム)が並びます。トリプルカメラのスマートフォンは他社にもありますが、3つの焦点距離を変えたレンズ構成はV40 ThinQが初めてではないでしょうか。そしてこの3つのカメラを使った「トリプルショット」がV40 ThinQの大きな目玉機能になっています。

V40 ThinQ 3つのカメラを使うトリプルショットが加わった

 トリプルショットでは、1度の撮影で3つのカメラを切り替えた写真を同時に3枚撮影してくれます。つまり望遠やワイドを切り替えることなく、V40 ThinQを被写体に向けてシャッターを切れば、ワイド、標準、ズームの3つの写真を自動的に撮影してくれるのです。とはいえワンショットで撮影するのではなく、シャッターボタンを押すと、カメラを1つずつ切り替えて撮影が行われます。そのため撮影には数秒かかります。

V40 ThinQ トリプルショットで撮影すると、ワイド→標準→ズームの順でシャッターが切られる。画面の右側、縦に3つ並んだアイコンでいま、どのカメラを使って撮影しているかが分かる

 トリプルショットで撮影した写真は、画面スワイプでワイド、標準、ズームのそれぞれの撮影結果を見ることができます。またこの3種の写真を合成してBGMを付けたショートムービーも作ってくれます。SNSアップ向けの機能ですね。

V40 ThinQ トリプルショット撮影例。ズームだと画角に入らないこともある
V40 ThinQ トリプルショット撮影例。標準でも撮影されるので被写体がカットされない
V40 ThinQ トリプルショット撮影例。ワイドも同時撮影。3枚の撮影は数秒かかるので、動きがある被写体の場合は全く同じ構図にはならない(この例なら画面表示が変わっている)

 また写真撮影中に、選んだカメラ以外の構図をワンタッチで確認することもできます。ズームで撮影しているけどワイドの構図が見たいとか、標準で撮影しているけど画角を変えたらどうなるかな、といったことがワンタッチでプレビューできるのです。

V40 ThinQ 3つのカメラの画角をワンタッチで確認できる

 スマートフォンのカメラ機能競争は暗闇の撮影や美顔モードなど、画質にこだわる動きが加速化しています。LG V40 ThinQは画質がいいのはもちろんのこと、より楽しく写真を撮影できることにフォーカスしています。筆者はこのトリプルカメラを触ってみて、実際に使いたくなりました。日本での発売は未定ですが、このカメラ機能なら十分他社と差別化できるのではないでしょうか?

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