韓国LG Electronicsは2月25日(中央ヨーロッパ時間)、スペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress 2018」(MWC)に先駆けて、自社のAI技術「ThinQ」搭載の新端末「LG V30S ThinQ」を発表した。向う数週間中に韓国で発売し、段階的に販売地域を拡大していく。価格はまだ発表されていない。
LG Electronicsは例年、MWCでフラッグシップ端末を発表してきたが、LG V30S ThinQは昨年9月発表の「LG V30」と外見も主なハードウェアのスペックもほとんど変わらず、メインメモリが4GBから6GBに増え、ストレージが64GB/128GBから128GB/256GBに変わったくらいだ。なお、ストレージが256GBのモデルは名称が「LG V30S+ ThinQ」になる。
ボディカラーはV30と少し変わり、新たな「プラチナグレイ」(上画像)と、緑が強くなった新しい「モロッカンブルー」(下画像)の2色になった。
AI機能には、カメラ向け「Vision AI」と音声コマンド向け「Voice AI」がある。Vision AIには、撮影モードを推奨する「AI CAM」、QRコードを読み取る「QLens」、暗い場所での撮影をサポートする「Bright Mode」がある。
Voice AIは、アプリの操作や設定変更を声で行えるLG独自の音声コマンド機能。「Googleアシスタント」と併存する。
ThinQのAI機能は、今後のアップデートで既存の一部のLG端末で使えるようになる見込みだ。
| 機種名 | LG V30S ThinQ |
|---|---|
| メーカー | LG Electronics |
| OS | Android 8.0 Oreo |
| プロセッサ | Snapdragon 835 |
| メインメモリ | 6GB |
| ストレージ | 128GB/256GB |
| 外部メモリ | microSDXC |
| ディスプレイ | 約6型FullVision OLEDディスプレイ |
| 解像度 | 2880×1440ピクセル |
| バッテリー容量 | 3300mAh |
| アウトカメラ | 約1600万画素(F1.6レンズ)+約1300万画素(F1.9、120度の広角レンズ) |
| インカメラ | 有効約500万画素F2.2、90度の広角レンズ |
| ボディーカラー | モロッカンブルー、プラチナグレイ |
| サイズ | 約75.4(幅)×151.7(高さ)×7.3(奥行き)mm |
| 重量 | 約158g |
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