LGの新フラグシップ「V30」は“6型で最軽量”のOLED狭額縁端末

» 2017年09月03日 07時35分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 韓国LG Electronicsは8月31日、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2017」に先駆けて、新フラグシップスマートフォン「V30」を発表した。まず韓国で9月21日に発売し、段階的に販売地域を拡大していく。価格はまだ発表されていない。

 v30 1

 ディスプレイは先代の「V20」より大きな6型だが、狭額縁になったため本体サイズは高さは8mm、幅は3mm小さくなった。重さは158gで、LGは「6型以上の端末としては最軽量」としている。OLEDで18:9のFullVisionディスプレイと背面は「Gorilla Glass 5」でメタルフレーム。

【訂正:9月5日21時24分 初出時に「ベゼルレス」と紹介していましたが、4辺にベゼルは存在するため「狭額縁」としました。】

 v30 2 ディスプレイは18:9のOLED

 V20の特徴だったセカンドスクリーンはAOD(Allways On Display)とFloating Barに引き継がれた。Floating Barは、画面スワイプで表示するショートカットボタンリストのようなものだ。

 v30 3 Floating BarとAOD

 アウトカメラにスマートフォン史上最も明るいF1.6レンズを採用(これまでで最高は韓国Samsung Electronicsの「Galaxy S8」のF1.7)。1600万画素のレンズと1300万画素の広角レンズのデュアルカメラだ。

 プロのような動画を撮影できるという「Cine Video」や16種類の効果のプリセット「Cine Effect」、ズームしたい対象に滑らかにズームできる「Point Zoom」など、さまざまな撮影ツールも搭載する。

 v30 4 Cine Effect

 オーディオは32-bit Hi-Fi Quad DAC採用で、付属のイヤフォンは「バング&オルフセン(B&O)」製(3.5mmのイヤフォンジャックで接続)。充電ポートはType-Cで、無線充電もサポートする。

 OSは「Android 7.1.2 Nougat」だが、「Android 8.0 Oreo」にアップデート可能。V20同様にGoogleのVRプラットフォーム「Daydream」をサポートする。また、「Googleアシスタント」で例えば「OK Google、広角セルフィー撮影」と音声で命令するとインカメラを自動で広角設定にするなど、連携が強化されている。LGのスマート家電はGoogleアシスタントで制御可能なので、「OK Google、LGに洗濯するように言って」と命令して洗濯機を動かすことなどが可能だ。ロック解除方法は、指紋認証、インカメラでの顔認証、特定のキーワードによる音声認証が用意されている。

「LG V30」の主な仕様
機種名 LG V30
メーカー LG Electronics
OS Android 7.1.2 Nougat
プロセッサ Snapdragon 835
メインメモリ 4GB
ストレージ 64GB
外部メモリ microSDXC
ディスプレイ 約6型FullVision OLEDディスプレイ
解像度 2880×1440ピクセル
バッテリー容量 3300mAh
アウトカメラ 約1600万画素(F1.6レンズ)+約1300万画素(F1.9、120度の広角レンズ)
インカメラ 有効約500万画素F2.2、90度の広角レンズ
ボディーカラー オーロラブラック、モロッカンブルー、ラベンダーバイオレット、クラウドシルバー
サイズ 約75.4(幅)×151.7(高さ)×7.3(奥行き)mm
重量 約158g

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