Googleのスマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」が、11月1日に発売された。同社のPixelシリーズとしては初めて設計段階から自社開発したモデルで、初めて日本市場向けに投入されるモデルだ。両機種はGoogleによるWeb直販(SIMロックフリー)の他、NTTドコモとソフトバンクでも取り扱われる。
中でも、両機種に力を入れているのがソフトバンクだ。ドコモが容量やカラーを絞り込んで販売する中、ソフトバンクは両機種の全色・全容量をラインアップ。大規模な家電量販店には体験コーナーを設置するなどプロモーションに余念がない。発売日の11月1日には、iPhone“以外”の機種では異例となる発売セレモニーも開催した。
ソフトバンクでPixel 3/Pixel 3 XLを購入するメリットはどこにあるのか。セレモニーで同社の榛葉淳副社長が語った。
Pixel 3/Pixel 3 XLを「ハードウェア、ソフトウェア、そしてAI(人工知能)の(三位一体となった)最高傑作」であり、おサイフケータイ対応を含め「ユーザーの(スマートフォンに)求めていることをほぼ全て網羅している」と評価する榛葉副社長。両機種をソフトバンクで使うメリットとして挙げたのが、同社の新しいパック型料金プラン「ウルトラギガモンスター+」だ。
榛葉副社長は両機種を使いこなすユーザーは「いろいろな動画やSNSをガンガン使いたいヘビーユーザー」であると想定。2019年4月7日まで実施する「ギガ使い放題キャンペーン」を適用すれば全ての国内データ通信が使い放題となることから「Pixel 3(シリーズ)にもピッタリ」とした。
端末の特性とソフトバンクの料金プランとの親和性が高いことをアピールした格好だ。
榛葉副社長がもう1つのメリットとして挙げたのが「いい買い物の日」だ。
いい買い物の日は「11(いい)月11(いい)日」にちなんだ企業横断のショッピングキャンペーンで、ソフトバンクも11月1日から11日までの日程で参加している。
その目玉の1つとして、期間中に両機種を購入または購入予約(※)したユーザーに、2019年1月請求分から12カ月間の月額料金を1000円(税込)割り引くキャンペーンを実施する。割り引きは条件を満たせば自動的に適用される。
※予約購入の場合は、12月31日までに購入手続きを完了する必要がある
税抜き価格にすると最大割り引き額は「1万1111円」で、“1ぞろい”となる。1年間限定ではあるが、よりおトクな料金で使えることを訴求したことになる。
Pixel 3/Pixel 3 XLの発売セレモニーが行われた「ソフトバンク銀座」(中央区銀座)はソフトバンク直営の旗艦店で、iPhone発売時にもセレモニーが行われる場所だ。
両機種の発売に合わせて、同店の1階には専用コーナーが設置された。このコーナーでは両機種の他、両機種用のGoogle純正アクセサリーや「Chromecast」「Google Home mini」なども展示・販売されている。
ソフトバンク広報室によると、同社が直営する他のソフトバンクショップでも両機種の専用コーナーを設置しているという。同社のAndroidスマホとしては“厚遇”ともいえる。
Pixel 3/Pixel 3 XLの全色・全カラーをラインアップするソフトバンクだが、ソフトバンク銀座ではPixel 3の「クリアリーホワイト(64GB)」「ノットピンク(64GB・128GB)」とPixel 3 XLの「ジャストブラック(128GB)」が予約受け付け中(在庫なし)で、その他の色・容量は当日在庫もあるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.