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» 2019年01月30日 13時58分 公開

山根康宏の海外モバイル探訪記:毎月10GBが無料で使えるSIM内蔵スマホ「Xiaomi Mi Play」

Xiaomiから、毎月10GBの無料データ利用分がバンドルされたスマートフォン「Mi Play」が登場。実はXiaomiは中国国内でMVNO免許を持っていて、プリペイドSIMも販売しています。Mi Playはその自社SIMをあらかじめバンドルして売っているのです。

[山根康宏,ITmedia]

 低価格端末を得意とするXiaomiから、毎月10GBの無料データ利用分がバンドルされたスマートフォン「Mi Play」が中国で登場しました。実はXiaomiは中国国内でMVNO免許を持っていて、自社のオンラインストアでプリペイドSIMの販売も行っています。今回発売されたMi Playはその自社SIMをあらかじめバンドルして売るという、新しいビジネスモデルを採用しました。

Xiaomi Mi Play 無料データがバンドルされたMi Play

 Mi Playの本体価格は1099元(約1万7800円)。中国では低価格・エントリークラスのモデルといえる製品です。ディスプレイは5.84型、解像度1080×2280ピクセル(19:9)、カメラはアウトが1200万画素でサブに深度測定カメラを搭載、インは800万画素カメラとなっています。ディスプレイ周りのベゼルも薄くはなく、コストを下げたモデルという印象も受けます。

Xiaomi Mi Play 日本円では2万円を切る価格設定

 プロセッサはMediaTekのHelio P35、メモリ4GB、ストレージ64GB。なお6GB+128GBの高容量メモリ版は1599元(約2万6000円)です。手に持つとプラスチック製のボディーであることがすぐ分かる本体仕上げも、価格を考えれば相応といえます。

Xiaomi Mi Play 本体はプラスチック製。背面カメラは1200万画素+被写界深度測定のデュアル

 Mi Playは価格やスペックよりも、XiaomiのSIM「Mi SIM」があらかじめ内蔵され1年間毎月10GBまで無料で使える点が大きな特徴です。iPhone XSなどが採用したeSIMはキャリアを自由に選び、料金プランも自分に適したものを選択できますが、Mi PlayならSIMを入れたりキャリアを選んだりする操作も不要です。

Xiaomi Mi Play ネットワーク設定にある「Mi SIM」

 なお、画面の一番下に見える「Mi Roaming」は国際ローミング用のサービス。こちらはXiaomiが中国で販売する他のスマートフォンにも搭載されており、海外で安価な料金でデータ通信が可能。SIMを入れる必要はなく、海外で電源を入れれば自動的に最適なネットワークをつかみ、アプリから使用するデータ量を購入して使えます。

 Mi SIMの中国国内無料利用分10GBをオーバーした場合は、追加料金を払うことで使い続けることができます。アプリで毎月の使用分が表示されるので、どれくらい使ったかも分かりやすく確認できます。なお追加分は1元(約16円)で800MBと割安。MVNOを自社で展開しているからこそ、低料金が展開できるのでしょう。

Xiaomi Mi Play アプリから利用分の確認やデータの追加購入ができる

 eSIMが普及すると、もはやスマートフォンにSIMを入れることも不要となります。Mi PlayはeSIMとは異なるものの、買ってすぐに通信できるという点で従来のスマートフォンとは大きく異なる利便性があります。今後出てくる新製品には、もしかすると「Mi SIM内蔵モデル」というバリエーションが追加されるかもしれませんね。Mi Play、Mi SIMの今後の展開は面白いことになりそうです。

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