値段相応? それ以上? 3万〜4万円台のミドルレンジスマホ3機種を撮り比べ荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/5 ページ)

» 2019年01月31日 14時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 世の中、「AIだー」「デュアルレンズだー」「夜景だー」「Leica(ライカ)レンズだー」……とか、その他もろもろ、一番のアピールポイントは“カメラ機能”だ、と言わんばかりにさまざまな工夫でカメラ機能を強化してる昨今。

 そういう観点だと、ハイエンドなスマホばかりに目が行くのだけれども、手を出しやすい、それこそ3万〜4万円のミドルレンジの普及型モデルのカメラはどうなのか

 それもまた気になるところだよね、ということで、「OPPO AX7」「HUAWEI P20 lite」「AQUOS sense2」の3台を手に、ミドルレンジスマホのカメラ事情を探ってみた。

今回レビューする3機種 今回レビューする「OPPO AX7」「HUAWEI P20 lite」「AQUOS sense2」。本体の大きい順に並べてみた

撮り比べる3台を改めて紹介

 今回のスマホはこの3台。

3台のアウトカメラ 3台のアウトカメラ部分

 アウトカメラは、P20 lite(ピンクのやつ)とAX7(深いブルーでキラキラしてるやつ)がデュアル構成、AQUOS sense2(薄い青のやつ)でシングル構成。

 ざくっと特徴を見ておこう。

AQUOS sense2(シャープ)

AQUOS sense2 AQUOS sense2

 今回比べる3台の中では、一番コンパクトでシンプルなボディーのシャープの「AQUOS sense2」。NTTドコモ、au(KDDI・沖縄セルラー電話)、UQ mobile(UQコミュニケーションズ・UQモバイル沖縄)から販売されている他、SIMロックフリーモデルもある。今回使うのはSIMロックフリーモデルの「SH-M08」だけれど、キャリア版でもカメラ機能に差はない(当たり前かもしれないけれど)。

 アウトカメラはシングルで1200万画素。前モデルの「AQUOS sense」よりイメージセンサーのピクセルサイズがちょっと大きくなった。レンズはF2.0で、35mm判換算で24mm相当。画角でいうと84度くらいとけっこう広角だ。

HUAWEI P20 lite

HUAWEI P20 lite HUAWEI P20 lite

 ファーウェイの「HUAWEI P20 lite」は、SIMロックフリースマホとして人気機種となっている。その名の通り「HUAWEI P20」シリーズの廉価版という位置付けのモデルだ。

 アウトカメラは、伝統のデュアル構成。メインカメラは約1600万画素で、サブカメラは約200万画素。レンズのF値は2.2と「HUAWEI P20 Pro」と比べてちょっと弱いし、Leicaレンズでもない。サブカメラはポートレートやアパーチャモードで距離を測るために使うのだろう。

OPPO AX7

OPPO AX7.OPPO AX7

 OPPO(オッポ)の「OPPO AX7」も、P20 liteと同じくSIMロックフリースマホ。今回最も大きい6.2型ディスプレイを備えている。

 アウトカメラはデュアル構成で、メインが1300万画素、サブが200万画素のセンサーとなっている。メインカメラのレンズのF値はF2.2だ。


 メインカメラのセンサー画素数こそ、3機種ともにハイエンド機とあまり変わらないけれど、レンズの明るさを示すF値(数字が小さい方が優秀)がスペックダウンしている。現行のハイエンド機ならF1.8前後が主流だけれど、ミドルレンジ機ではF2.2前後。

 デュアルカメラについても、ハイエンド機とは異なりサブカメラの画素数を落として被写体距離の測定に専念させている

 やはり違いはあるのだなって感じ。でも、それでそこそこ良く写れば“お得”ってことになる。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  3. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  4. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  5. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  9. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー