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» 2019年02月16日 06時00分 公開

山根康宏の海外モバイル探訪記:「打倒iPad Pro」なBOOXのペン付き電子ペーパータブレットに触れた

電子ペーパーをディスプレイに採用したタブレット「BOOXシリーズ」を手掛けるONYX。Android OSを採用しAndroidタブレットとしても使える魅力を備えています。1月のCES 2019で展示されていた「Pro」シリーズを触りました。

[山根康宏,ITmedia]

 電子ペーパーをディスプレイに採用したタブレット「BOOXシリーズ」を次々とリリースする中国ONYX International。Android OSを採用しAndroidタブレットとしても使える魅力を備えています。1月のCES 2019で展示されていた、この春発売予定の「Pro」シリーズを触りました。

boox CES 2019のONYXブース

 新モデルは10.3型ディスプレイの「BOOX Note Pro」と7.8型ディスプレイの「BOOX Nova Pro」の2機種。2019年最初のモデルとなるこの2機種はフロントライトの搭載とスタイラスペンの対応で従来製品の弱点を大きくカバーしています。

boox 10.3型のBOOX Note Pro

 フロントライトを搭載したことで光源のない暗い場所でも画面がはっきり見えるようになりました。ライトは「冷」「暖」2つの色温度に対応し、細かい光量調整もできます。上位かつ大画面モデルのBOOX Note Proはメインメモリが4GBと大きく、Android OSで使うときもアプリがよりサクサク動くようにもなり、切り替えも速くなりました。

 これまでのBOOXシリーズは電子ブックリーダーとしての使い勝手は悪くはないものの、CPUパワーが弱くメモリが少ないため、Androidアプリの利用に難点がありました。しかしBOOX Note Proならそのあたりも心配はなさそうです。

boox フロントライトは2色から選べる。RAM容量もアップして動作も機敏

 専用のスタイラスペンはワコムの技術を採用しているため充電は不要。4096階調でスムーズな書き心地です。パームリジェクト機能も搭載しているので、イラストや絵を描くときもタブレットを紙のノートのように机の上に置いて使えます。

boox 7.3型のBOOX Nova Proでイラストを描いてみる

 本体は樹脂製ですが安っぽさはなく、カジュアルに持ち運べるタブレットという感じがします。Wi-Fiモデルのみなのでスマートフォンとペアで使うのがいいでしょうね。ディスプレイの解像度は1872×1404ピクセルと高いので電子書籍を読むときも目が疲れにくいでしょう。

boox 高解像度の電子ペーパーディスプレイは文字も見やすい

 価格が気になるところですが、BOOX Nova Proは299ドルの予定。一方BOOX Note Proは現行モデルのBOOX Note Plusが500ドル台半ばなので、600ドル前後くらいになると予想されます。カラーディスプレイではなくモノクロの電子ペーパータブレットとして考えると悩ましい価格帯かもしれませんが、富士通のQUADERNOがA5サイズで約5万円、A4サイズで約7万5000円ですから妥当な値段かもしれません。

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