「購入は現金ではなくビットコインなど仮想通貨」というだけでも注目を集めたHTCのブロックチェーン対応スマートフォン「Exodus 1」。2018年秋に発売されましたが、一般ユーザーが容易に購入できないこともあってか、なかなか実機を見る機会はありませんでした。価格は0.15ビットコインまたは4.78イーサリアム。現時点で約7万円といったところ。
Exodus 1のベースモデルはHTCの「U12+」。本体サイズや基本スペックはほぼ同じ。U12+にある側面のタッチセンサー類は省かれています。そのため、側面を握ったりタッチしたりして本体を操作する「エッジセンス2」も使えません。
壁紙はExodus 1の分解図や数字が並ぶ、モノクロ仕上げのSFチックなデザイン。またビットコインの管理アプリ「Blockfolio」もプリインストールされています。Exodus 1のブロックチェーン機能はひとまず仮想通貨の購入や管理を行うことに使われます。
背面はU12+同様の透明な仕上げですが、Xiaomiの「Mi 8」特別モデルのように内部の基板が見えるようなデザイン。ビットコインを持っていない、興味ないという人も、この背面を見たら思わず欲しくなってしまうでしょう。
基板部分をよく見ると「CPU SM845」「ROM STORAGE」などはただの印刷のようですが、カメラ回りの配線などは本物が配置されています。
日本でもブロックチェーンに対応したスマートフォン「FINNEY」が2019年1月に発表されました。FINNEYはコールドチェーンに対応させるため本体をスライド式にするというギミックを持っています。その機能はさておき、外観でも差別化できるブロックチェーン対応スマートフォンがこれからも出てくるかもしれません。
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