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移動に費やす時間を短縮! 社会人なら知っておきたい交通関連モバイルサービス3種モバイルdeワークスタイル変革(3/3 ページ)

» 2019年04月05日 06時30分 公開
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「JapanTaxi Wallet」なら乗車中にタクシー運賃を支払える

 東京近郊のタクシーの多くは、運賃の支払いに「Suica」や「iD」「QUICPay」といった電子マネーを使えるようになった。おかげで、支払いもよりスムーズになったが、それでも降車時に多少の時間がかかる。

 この支払い時間をほぼゼロにできるサービスがJapanTaxi(ジャパンタクシー)が提供する「JapanTaxi Wallet」。これを利用すると、車載タブレットに表示されたQRコードを読み取って、移動中に支払いを済ませてしまえる

 JapanTaxi Walletは配車アプリ「JapanTaxi」の機能として提供される。アプリをダウンロードして会員登録を行い、「ネット決済」(予約配車したタクシーの運賃を降車時に自動支払いするサービス:一部のタクシー事業者が対応)の支払い方法をあらかじめ設定しておく必要がある。対応している方法は以下の通り。

  • クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club)
  • Google Pay(Android版アプリのみ)
  • Apple Pay(iOS版アプリのみ)
  • d払い
  • Yahoo!ウォレット

 ネット決済は、アプリメニューを開いて「ネット決済」→「新規登録」と進み、希望する支払い方法を選択して画面の指示に従えばOK。これで準備は完了だ。

ネット決済を選んで支払い方法を選択 JapanTaxi Walletを使うには、あらかじめ「ネット決済」の支払い方法を登録しておく必要がある

 JapanTaxiの決済対応タブレットを搭載したタクシーに乗ったら、タブレット内の支払いメニューから「JapanTaxi Wallet」を選択。表示されているQRコードをJapanTaxiアプリで読み取ると支払いが行われる。乗車中の時間にゆとりのあるときに支払い手続きが済ませられる。降車時はレシートをもらうだけだ。

 細かい現金のやり取りやクレジットカードの支払い手続きにかかる時間もなく、目的地に着いたらサクッと降車できるできることはありがたい。

JapanTaxi Walletを選んでQRコードを読み込む タクシー内のタブレットでQRコードを表示した後、アプリから「JapanTaxi Wallet」を選び、QRコードを読み込むと決済が完了する

 ただ、JapanTaxi Walletは利用できるタクシー事業者が限られることが課題。東京都内だと「日本交通」「帝都自動車交通」両グループのタクシーでないと使えない。対応事業者の拡大に期待したい。

関東地方で使える事業者 関東地方でJapanTaxi Walletが使えるタクシー事業者(グループ)。東京都内だと2グループでのみ利用可能

 仕事を始めると、移動に意外と時間が取られることに気づくだろう。

 移動も仕事とはいえ、各種サービスを利用すれば時短は可能だ。時間はより生産的な仕事に費やすよう心がけたい。

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