価格が上昇傾向にあるスマートフォン。とりわけ、ハイエンド機種では税別価格が10万円を超えるものも珍しくなくなりました。この傾向はiPhoneでも同様。購入に当たってしっかり検討すべきことが増えました。
そこで、この記事ではiPhoneを購入するに当たって考慮に入れるべきポイントと、それを踏まえたおすすめ機種を4つご紹介します。
(記事中の価格は、特記のない限り税別です)
スマートフォンは日常的に手に取って使うもの。なので手に持った時のサイズ感は長く使う上で非常に重要です。
片手で持って使うことが多い人は、現行機種なら「iPhone 7」「iPhone 8」のような4.7型ディスプレイを備える機種や、狭額縁設計で縦横の幅を抑えた「iPhone XS」がおすすめ。iPhone 7/8は横幅67.3mm、iPhone XSは70.9mmと、片手で持てるサイズ感です。
両手で持って使うことが多い人、あるいは大画面でさまざまなコンテンツを楽しみたい人は、iPhone 7/8より大きい5.5型の「iPhone 7 Plus」「iPhone 8 Plus」やiPhone XSより大きい6.5型の「iPhone XS Max」がおすすめです。
近頃のスマートフォンは、カメラ機能に注力するものが増えました。iPhoneも例外ではなく、世代ごとにカメラ機能の改善・強化を進めてきました。
そのような経緯もあり、基本的には世代が新しいほどカメラの画質は良好です。画質を最重要視するなら、より世代の新しいものがベターです。
同世代間で購入機種を検討する場合は、デュアルカメラが必要か不要かを検討してみましょう。
「iPhone 7とiPhone 7 Plus」「iPhone 8とiPhone 8 Plus」「iPhone XS/XS MaxとiPhone XR」では、それぞれアウトカメラ(デュアルカメラのモデルは広角側カメラ)とインカメラの仕様は同一。つまり画質には大差がありません。
一方、アウトカメラがシングルかデュアルかの違いは、より遠くの被写体をきれいに撮れるかどうかと、背景をぼかして撮影する「ポートレートモード」が使えるかどうかの大きく2点に表れます。風景など、より遠くにある被写体を撮る機会が多い人、あるいは背景をぼかした趣のある写真を撮りたい人はデュアルカメラモデルを検討してみましょう。
ちなみに、iPhone XRではプロセッサの機能を生かしてシングル構成ながらアウトカメラでポートレート撮影ができます。ただし、デュアルカメラモデルと比べると撮影上の制約があるので気を付けてください(参考記事1/参考記事2)。
アプリやデータを保存する「ストレージ」。iPhoneの場合、1つのモデルで複数の容量をそろえています。2019年4月23日現在、各モデルで選択できるストレージ容量は以下の通りです。
容量は大きければ大きいほどいい……と言いたいところですが、ストレージ容量は大きければ大きいほど本体価格が高くなります。使わないのに容量を持て余すのはお金の無駄ですし、逆に使うのに容量が足りないのは使い勝手に悪い影響をもたらします。iPhoneは外部メモリスロットを備えていないため、容量選びは特に重要です。
そこでまず、現在使っている機種でどのくらいのストレージ容量を消費しているか調べてみることをおすすめします。AndroidスマホでmicroSDを使っている場合は、その容量も加味してください。現状で消費している容量以上のストレージを備えているものを検討すれば大丈夫です。
次に、自分のiPhone(スマホ)の使い方を振り返ってみましょう。以下のいずれかの使い方に当てはまる場合は、より大きなストレージを備えるものを検討するといいでしょう。
一方で、以下のような使い方をしているなら容量は少なめでも済むかもしれません。
現在使っている機種のストレージ容量と、使い方のバランスを加味して選びましょう。
iPhoneは、購入先が充実しています。Appleが直接販売する「Apple Store」(Webと店頭)の他、大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)からも購入できます。iPhone 7に関しては、UQ mobile、BIGLOBEモバイル、Y!mobileやLINEモバイルでも取り扱っています。
基本的にはApple Storeで購入するのが一番安価で、しかも購入時から原則としてSIMロックフリーで便利です(※1)。直販価格は以下の通りで、ショッピングローンも利用できます(※2)。
※1 ドコモ、au、ソフトバンクの回線契約とひも付けて購入することも可能です。この場合は各キャリアが提供する分割払いやオプションサービス、割引プログラム(一部を除く)に加入できますが、SIMロックされた状態で販売されます
※2 最大60回まで対応しています。24回払い以下の場合、6月30日までキャンペーンで金利(分割手数料)が無料となります。利用には審査が必要です
一方、キャリアで購入する場合、本体価格が直販よりも高くなる傾向にありますが、以下のようなメリットがあります。
特に、端末購入補助を受けられる点は購入時の負担を減らす上では大きなメリット。割り引き額によっては、Appleから購入するよりも安価です。
※3 ドコモは12回と24回、auは12回、24回、36回、48回、ソフトバンクは24回、48回から選択できます
※4 端末購入時にのみ契約できます。月額料金契約を途中で解約すると再加入もできません。規定の契約期間(2年間)が終了すると自動的に解約されます
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