TAKUMI JAPANは、「KAZUNA(カズナ)」ブランドで販売しているモバイル翻訳機「eTalk 5(イートークファイブ)」の機能バージョンアップを6月以降順次実施。2カ国語の音声を並行して翻訳する機能を追加する他、既存機能の「撮って翻訳」においてロゼッタ製のAI翻訳エンジンを利用する有償オプション機能を追加する。
同時翻訳機能は、あらかじめ設定した2言語について片方の言語の音声を認識したら逐次もう片方の言語に文字で翻訳していく機能。リアルタイム性を重視するために「あえて音声としては出力しない」(TAKUMI JAPAN 増田薫社長)ようにしている。
翻訳結果はCSVファイルとして出力することもできるので、後からPCなどで活用することもできる。
eTalk 5には、アウトカメラを活用した「撮って翻訳」という機能が備わっている。その名の通り、写している被写体の文字列をリアルタイムに翻訳する機能だが、契約書や発注書など、専門分野の文章を翻訳しようとするとニュアンスをうまく捉えられないことがあった。
そこで、撮って翻訳で用いるエンジンを専門用語に強いものに切り替える機能を「撮って翻訳 Biz」として提供する。この機能では、ロゼッタが提供するAI翻訳エンジン「T-4OO(Translate for Onsha Only:御社専用の翻訳)」を利用。専門用語を含むの文章を高い精度で翻訳できるという。
なお、撮って翻訳 for Bizの利用は有償で、ロゼッタのWebサイトでの手続きが必要。ただし、機能追加のアップデート後一定回数までは無料で試用できる。
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