「分離」なのに「セット」が前提? ドコモの新プラン「データプラス」のマイナス面5分で知るモバイルデータ通信活用術(2/2 ページ)

» 2019年06月14日 06時30分 公開
[島田純ITmedia]
前のページへ 1|2       

ドコモから「今までと違う」ルーター登場

 NTTドコモといえば、2019年夏モデル発表会において新型モバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-05L」を発表しました。

SH-05L Wi-Fi STATION SH-05L

 SH-05Lには、気になるポイントが2点あります。

 1点は「通信速度」。従来、ドコモのモバイルルーターはより高速な通信にいち早く対応してきました。しかし、このSH-05Lは同時に発表された一部のハイエンドスマホよりも最高通信速度が“遅い”のです。

 2019年夏モデルのうち、「Xperia 1 SO-03L」と「AQUOS R3 SH-04L」は下り最大1576Mbps(2019年冬まで最大1288Mbps)、上り最大131.4Mbps(いずれも東名阪地区における理論上の最高値、以下同)で通信できます。一方、SH-05Lの通信速度は下り最大988Mbps、上り最大75Mbpsと、先に発売された「Wi-Fi STATION HW-01L」よりも遅くなってしまっています。

最高通信速度 2019年夏モデルは下りの最高通信速度がわずかながらも向上。しかし、SH-05Lはその恩恵にあずかれないどころか、先行するルーターよりも最高通信速度が遅く……
HW-01L 先行して発売されたHW-01Lは下り最大1288Mbps、上り最大131.4Mbpsの通信に対応。発表当時においてドコモで一番高速な機種だった

 もう1点は「メーカー」。SH-05Lはシャープ製なのです。

 ……と、何に驚いているのか分からない人もいると思うので解説すると、従来のドコモのルーターは、Huawei(ファーウェイ)、LGエレクトロニクス、あるいはNECプラットフォームズの3社が供給してきました。一方、シャープは他キャリア向けも含めてモバイルルーターを供給した経験は“ゼロ”。つまり、初めてモバイルルーターを手がけるのです。

 しかも、夏モデルの発表会で披露されたのに発売予定は「2019年秋」。同時に発表されたスマホやケータイよりも遅いのです。

 なぜシャープがルーターを出すのか。米国とHuaweiの関係悪化(参考記事)の影響で、「Huawei(中国メーカー)以外のルーターがほしい」という法人ニーズが少なからずあることと、中国外のメーカーがルーターの開発にまで手が回らない状況にあることが理由であると推察されています(参考リンク)。

 既にご紹介した通り、新料金プランでモバイルルーターを使うにはデータプラスで使うか、ギガホかギガライトを契約する必要があります。もしかすると「個人ユーザーはスマホのテザリングを使ってほしい」と思っているか、「モバイルルーターやタブレットからスマホに機種変更しやすくしたい」と考えているのかもしれません。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月31日 更新
  1. Switch 2の「箱の中にHDMIケーブルが入っていなかった」との問い合わせ、任天堂に寄せられる (2026年05月29日)
  2. 「Rakuten Linkで着信拒否できない件」を楽天モバイルはどう考えているのか 置き去りにされた基本機能の行方 (2026年05月29日)
  3. スマホでどこでもTV番組を視聴できる「バッファロー nasne HDDレコーダー NS-N100」がセールで3万3120円に (2026年05月29日)
  4. Xiaomiが異例の早さでハイエンドスマホを投入する理由 今秋に「ワクワクする」機種投入も? (2026年05月30日)
  5. 陸マイラーの筆者が「ANAモバイル」を契約 20%マイル付与だけじゃない、“メイン回線昇格”の理由 (2026年05月27日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. LINEで「最終学歴」や「子供の有無」が筒抜け? 広告設定で物議も「トークや個人情報は参照していない」 (2026年05月30日)
  8. ダイソーで770円の「超速USB充電器」が外出先で意外と便利 USB PD+QuickCharge 3.0ポート搭載で古めの急速充電デバイスもOK (2026年05月30日)
  9. サンコー、電動うちわを発売 10年ぶりの第3世代モデル、土台強化で“自走しちゃう問題”も克服 (2026年05月29日)
  10. 「Xiaomi 17T」シリーズの価格は「非常に頑張った」 海外より激安 価格変動を抑えられた理由 (2026年05月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年