スマートフォンメーカーによっては、独自の高速充電規格を採用しているものもある。製品に付属する充電器やケーブルを用いて高速充電を行える場合には、別途周辺機器をそろえる必要がないのでハードルは低い。付属していない機種では、オプションとして購入する必要がある。
具体例を挙げると、Huaweiの「Super Charge」対応充電器が最大10V/4A(=40W)、ASUSの「BoostMaster」が最大9V/2A(=18W)、OPPOの「Super VOOC」が最大10V/5A(50W)で充電できる。
OPPOの「Find X」
OPPOのハイエンドスマートフォン「Find X」はSuper VOOCに対応しており、3400mAhのバッテリーを35分で満タンにできる。内部構造的には、1700mAhの2枚のバッテリーを5Vで並列充電する仕組みを採用している。
充電器メーカーが独自の高速充電技術を掲げているケースもある。Ankerの「Power IQ」、Buffaloの「AUTO POWER SELECT」、cheeroの「Auto-IC」などが該当する。Ankerの「Power IQ」は、「接続された機器を即座に認識して、機器ごとに最大のスピードで充電するのに適した電力を調整する」という技術だ。他の2つも似たような機能となる。
Ankerの「PowerIQ 2.0」搭載モバイルバッテリー「Anker PowerCore II 10000」(3699円税込)(写真=左)と「Anker PowerCore II 20000」(5499円税込)(写真=右)
これらは厳密な意味での高速充電規格とは異なるが、利用者からすると複数メーカーのデバイスを充電する上で、対応機器を選ぶメリットはある。充電性能が高いUSB PDやQCは規格に対応するデバイスが限定されてしまうが、「Power IQ」などは市場に存在するほぼ全ての端末に対して最適な出力に調整してくれるからだ。汎用(はんよう)性を重視する場合には、こうした規格の高出力な充電器を利用することも検討してみるといいだろう。
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