IIJmioで「eSIM」サービス(β版)を7月18日に開始 月額1520円で6GB

» 2019年07月04日 10時21分 公開
[田中聡ITmedia]

 IIJ(インターネットイニシアティブ)が、コンシューマー向けモバイル通信サービス「IIJmio」向けに、eSIM対応のデータ通信サービス「IIJmioモバイルサービス ライトスタートプラン(eSIMベータ版)」を、7月18日に提供開始する。

eSIM eSIMサービスの詳細

 eSIMは、物理的なSIMカードを使わずに、通信サービスの利用に必要なプロファイルを遠隔で書き込める仕組み。IIJは2018年からHLR/HSS(加入者管理機能)を活用したeSIMプラットフォームを構築し、eSIM端末で動作検証を行ってきた。

 今回は、正式サービスの提供に先立ち、β版として提供する。eSIMに対応したSIMロックフリーのスマートフォンで利用でき、国内では「Surface Pro LTE Advanced」「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」「iPad Pro(11型)」「iPad Pro(12.9型、第3世代)」「iPad Air(第3世代)」「iPad mini(第5世代)」が対応する。ユーザーは専用ページから契約手続を行い、eSIM端末でアクティベーションコード(バーコード)を読み取ってプロファイルをダウンロードすれば、利用可能になる。

eSIM 対応端末

 利用料金は、初期費用が3000円、月額利用料金が1520円、SIM発行手数料が200円。利用できるデータ容量(バンドルクーポン)は6GB/月で、翌月に繰り越しもできる。通信速度は下り最大1288Mbps、上り最大131.3Mbps。月間のデータ容量を超過した後は、200kbpsに速度が制限される。20GBか30GBのデータ容量追加オプションも適用できる。音声通話とSMSには対応していないため、低容量のキャリア回線を使いながら、データ通信のメイン回線をeSIMにするといった使い方が想定される。

eSIM サービスの仕組み

 eSIMサービスの開始に合わせてキャンペーンも実施する。7月18日〜31日の第1弾では初期費用から2999円を値引きする。8月1日〜14日の第2弾では、利用開始の翌月から3カ月間、1GBのデータ容量をプレゼントする。8月15日〜28日の第3弾では、利用開始の翌月から3カ月間、月額料金から1000円を割り引く。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月25日 更新
  1. 3COINSで1万1000円の「プロジェクター」を試す 自動台形補正、HDMI入力、Android OS搭載で満足度は高め (2025年12月24日)
  2. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
  3. mineo料金プラン改定の真相 最安狙わず「データ増量+低速使い放題」で“ちょうどいい”を追求 (2025年12月25日)
  4. “やまぬ転売”に終止符か 楽天ラクマが出品ルール改定予告、「健全な取引」推進 (2025年12月23日)
  5. 若いiPhoneユーザーの間で「クリアケース」に人気が集まっている理由 すべては“推し”のために (2025年12月25日)
  6. iPhoneのロック画面で「カメラが起動しちゃった」を防げるようになった! その設定方法は? (2025年12月24日)
  7. 関東地方で5G通信が速いキャリアは? ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでICT総研が比較(2025年12月) (2025年12月24日)
  8. 「楽天カード」は2枚持てる? 2枚持ちのメリットや注意点を解説、持てない組み合わせもあり (2025年12月23日)
  9. 「HUAWEI WATCH GT 6」レビュー:驚異のスタミナと見やすいディスプレイ、今買うべきスマートウォッチの有力候補だ (2025年12月24日)
  10. 時刻表が“QRコード”だけになった──SNSで「不便」「むしろ不要」と賛否 横浜市営地下鉄は元に戻すのか? (2025年11月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー