昨今、スマートフォンの価格を巡り、さまざまな議論が交わされている。特にこの秋からは、改正された電気通信事業法が施行され、毎月支払う通信料金と端末代金とを切り分ける「分離プラン」が正式に義務化される。分離プランでは端末購入補助がこれまでよりも厳しく制限され、改正法案では「2万円」が上限とされている。
一方、スマートフォンはハイエンドモデルを中心に、ますます多機能化が進み、10万円を超える機種も珍しくない。そこで、キャリアは価格を抑えながらも十分な性能を持つミッドレンジモデルを増やす方向にシフトしている。
今回はキャリア各社から販売されている、6万円以下で買えるスマートフォンを紹介する。価格は全て2019年7月上旬時点、税込で各社のオンラインショップを参考にしている。【訂正あり】
ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia Ace SO-02L」は、「Xpeira X Compact SO-02J」以来のミドルレンジかつコンパクトなXperia。ドコモオンラインショップでの販売価格は4万8600円。若年層の利用を想定しており、インカメラは120度の超広角レンズ(F2.4)を採用。大人数での自撮り(セルフィー)をする人にもオススメだ。
「Galaxy A30 SCV43」はサムスン電子製のミッドレンジスマートフォン。auオンラインショップでの販売価格は4万3200円。MVNOではUQ mobileとJ:COM MOBILEからも販売されている。5万円以下の価格に抑えながらも、薄さ8.0mmと重さ約176gの軽量設計を実現し、ストラップホールも搭載する。アウトカメラも広角と超広角の組み合わせとなる。6.4型という大きなディスプレイも特徴だ。画面サイズとカメラにこだわるならGalaxy A30がオススメだ。
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