店舗を変えるモバイル決済

多彩な決済手段を提供するSBペイメント 決済手数料を上回るキャッシュレス化のメリットとは?:モバイル決済で店舗改革(2/2 ページ)

» 2019年08月22日 06時00分 公開
[小山安博,ITmedia]
前のページへ 1|2       

決済手数料はネックだが、業務コストとのトレードオフに

 キャッシュレス決済の導入で問題となる決済手数料は、例えば3.24%といった数字になると、中小個店では重く感じる店も多い。ただ、業務における人件費や現金管理費とのトレードオフになるため、レジ締め、精算、紛失といったリスクなどの業務コストと手数料のバランスで検討することになる。「一度体験してもらうと手数料が気にならなくなるかもしれない」と長田氏は話し、まずは体験してもらいたいという。

 現状は、こうした「一度体験」するための絶好の機会ではある。キャッシュレス推進と消費税増税緩和策のために、mPOSなどの端末購入に補助金が出ており、安価にキャッシュレス対応ができるようになっている。

 長田氏は、一度キャッシュレスを導入すると顧客層が変化する可能性を指摘する。集客効果が上がり、サイフ内の現金に縛られなくなるため、客単価も変化する可能性がある。こうした売り上げの変化と業務コストの改善が、決済手数料を上回る効果をもたらすことも期待できる、というのが同氏の考えだ。

 もう1つの課題としては入金サイクルが挙げられる。そうした点でコード決済の中には「最短翌日」といった具合で早期に売り上げを入金してくれるサービスがある一方、クレジットカードでは月1〜2回という例も多い。とはいえ、最近は「ここ2〜3年改善してきており、月6回などのパターンもある」という。

 キャッシュレスの普及に伴い、さまざまなサービスが登場したことで、キャッシュレスの現状は急速に変化している。mPOS事業者の多くはクレジットカード決済手数料を3.24%からという数字に抑えており、コード決済なら期間限定ながら手数料ゼロ円というサービスも多い。

 SBペイメントサービスも、化粧品などのエステ関連商品などの一部業種を除いて、クレジットカード決済は3.24%〜、電子マネーは2.90%〜、コード決済は2%〜と、比較的抑えた決済手数料となっている。飲食店や雑貨店など、一般的な店舗なら、これまでの手数料を比較して乗り換えることもできる。

 まずは安価なコード決済を導入するのもいいだろう。中小・個店であれば、単独で加盟店契約すれば決済手数料もかからない。複数のコード決済に対応したい場合、クレジットカードも導入したい場合など、本格的にキャッシュレスを導入したい場合は、SBペイメントサービスのような決済事業者を検討してみるといいだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月10日 更新
  1. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  2. 「iPhone 18 Pro Max」を試して分かった進化と課題 想像以上に“使えた”可変絞り搭載カメラ (2026年10月09日)
  3. 楽天モバイルの「ローミング継続」条件は本当に「エリア外」だけ? 2社のマップから見えた“食い違い” (2026年10月08日)
  4. ソニーが小型マイク「ECM-AX10」発表 スマホに挿して立体的で臨場感のある音の収録を (2026年10月09日)
  5. ダイソーで1100円のノイキャンイヤフォン「TWS009」を試す 騒音カットの効果は実感も電池持ちに課題か (2026年10月09日)
  6. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
  7. 【ワークマン】2900円の「防水カジュアルバッグ」 シームテープ&YKK止水ファスナーで悪天候でも安心 (2026年10月09日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. Boseが有線イヤフォン市場に再参入 ノイキャン搭載で約1.7万円の「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」 (2026年10月08日)
  10. 新コード決済「teppay」はどこで使える?  エキナカ施設からコンビニ、ファミレス、ECまで一挙案内 (2026年10月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー